FX500 TOURをゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:フラットなパワーが増す
5段階評価
ボールがよく飛んでくれるのに、コートには収まってくれるパワー感。スピン性能はそれなりですが、飛びがいい分スピンを重視しても威力が落ちにくいです!
フラット系の自分としては、そのまま打つと変わったボール軌道になりやすく、慣れるまで時間がかかりました。
スライスは、やや弾きが強く、ラケットに載ってる感じはあまりありません。



スピードのあるスライスが打ちやすいので、「守り」より「攻め」の場面で使いやすいです!
ネットプレー:意外と硬くない
5段階評価
ストロークを打った感触から硬めかなと思っていたのですが、手に伝わる衝撃はマイルド。
当てるだけで十分に弾いてくれるので、ボールの後ろにラケットをセットさえできればOKといった感じです!
とくに、叩きつけるようなボレーやスマッシュが打ちやすく、決めきれるパワーがあるのはシングルスで心強いと思います。



細かい調整をしなくてもとりあえず返せるので、ボレーが苦手な人でも扱いやすいかと!
サーブリターン:狙ったところへ打ちやすい
5段階評価
スカッとした打感でボールが飛んでいってくれ、なおかつコントロールも高めの印象。
また、ほかのショットよりもスピンがかかりやすく感じ、しっかり回転をかけた上でコースを打ち分けることができました!
すごい飛ぶわけではありませんが、吹っ飛んでしまうこともないので、セカンドサーブでも安心して振り切れるのがいいところかと。



リターンは、個人的にスイングするより合わせて打つほうがフィットしました。とくにダブルスでは、リターンダッシュするような速い展開で使いやすかったです!
FX500 TOURの頼もしいところ


直線的なボールの威力が出る
ネットのすぐ上を通るようなボールの軌道になり、それでいて浅くならないのがいいところ。
スピン性能が高いとは感じませんが、推進力が高いのでボールが伸びていきやすいです!



ほぼ回転のかかっていないスライスに近いと言いますか、ちょっとした「クセ球」のような独特な飛び方をします。
かんたんには打ち負けない
ラウンド形状のモデルらしく、しっかりとしたフレーム。しならずに、ボールを強く弾き返してくれます!
フェイスサイズは98とコンパクトですが、走らされたときの返球能力は随一です。



こういったラケットで当てるだけだと、腕に響くような振動がありがちなのですが、FX500 TOURは衝撃吸収性がかなり高いのかなと!
FX500 TOURに求めちゃいけないところ


柔らかいタッチの難易度が高い
ゆっくりスイングしても速くスイングしても硬さは感じないんだけど、球離れについてはラウンド系の早さ。
パワーが出る分、繊細さは少し足らないのかなといった印象です。



とくにボレーでは、ラケットの剛性が高いので弾き返せる性能とトレードオフになります。なので、タッチかパワーかどちらを重視するかが大切です!
【結論】FX500 TOURは「自分のパワーと相手の球威を余すことなく使い切れる」テニスラケットである


FX500 TOURを打ってみて一番感じたのは、振動やブレといった衝撃がほぼないこと。
衝撃吸収性能が優秀かつフレームが屈強なので、多少ずれてもしっかり返球できるのにはおどろきました!
そのため、自分からスイングしてパワーを加えていくのもよし、相手のボールの威力を利用して弾き返せるのもよし、のパワフル系コントロールラケットに仕上がっています!



パワー系からコントロール系ラケットへ切り替えたい人が、移行するのにちょうどいいスペックかと思います。
- 積極的に仕掛けていきたいダブルスプレーヤー
- 速い展開で左右に打ち分けていきたい人
におすすめします!