ボックス形状ラケットを偏愛する男のインプレ・評価まとめ

みなさんは、どんな目的を持ってテニスをしていますか?

「試合で勝つため」・「みんなでワイワイ楽しむため」などなど、いろいろあると思いますが、目的によって道具選びも変わりますよね。

テニスラケットで言えば、「勝てるラケット」なのか「打ってて気持ちいいラケット」なのか。

僕はどっちも諦めたくない性分で、打感がよくて飛びもいい「ボックス形状のテニスラケット」を探し回っています!

なので、この記事ではピュアドライブなどのラウンド形状のテニスラケットは取り上げず、ボックス形状のテニスラケット(+薄ラケ)にスポットを当て、インプレ・比較・感想を紹介していきます!

目次

ボックス形状のテニスラケットとは、しなり感があり柔らかな打球感をもたらすラケット


まずはじめに、ボックス形状とは、テニスラケットのフレーム断面形状の一種のことを言います。

  • フレームに角があり、四角くなっている = ボックス形状
  • フレームに角がなく、楕円形になっている = ラウンド形状

という違いです。

ボックス(=箱型)形状は「ボールの打感」がいい


ボックス形状は、ボールを打ったときの感覚に優れています。

ボールが当たった瞬間にフレームがしなるため、一度ラケットにくっついてから飛んでいくような感覚。

そのため、ボールをコントロールしやすく、狙ったところに打てるのがポイント。

ラウンド(=円形)形状は「ボールの飛び」がいい


一方で、ラウンド形状は、ボールを飛ばすパワーに優れています。

ボールが当たってもフレームはしならず、弾くように飛んでいく感覚。

そのため、スピードのあるボールを打ちやすく、相手の時間を奪えるのがポイント。

なぜボックス形状のテニスラケットの心惹かれるのか

ボックス形状の魅力である打感をもたらす「しなり」ですが、言い方を変えれば、

  • ラケットの「ぶれ」につながる
  • パワーをロスしている

というデメリットもあります。

それでも僕がボックス形状のテニスラケットを選びたいのは「打ったボールの感触を正確に知りたい」から。

パワーロスしにくいラウンド形状は、少ない力でもボールを飛ばせますが、ボールがどう当たったのかわかりにくい傾向があります


ボールスピードだけで言えば、ラウンド形状には敵わないことは事実。

ただ、フレームに使われる素材や製作技術の進化によって「ボックス=飛ばない」というデメリットも解消しつつあるのです。

というのも、最近はボックス形状の中でも、

  • 角が丸めのボックス
  • 半分ボックス+半分ラウンドで「アルファベットのD」みたいな形状

も登場しています。

また、「部分的にボックス」+「部分的にラウンド」と組み合わさったモデルも見かけますね。

打感の良さはキープしたまま、ボールの飛びがアップしたテニスラケットがあるなら、それを選びたい!

なので、打感のいいボックス形状のテニスラケットに絞って、飛びの良さやスピン性能などを比較したインプレ・感想を書いていきます!

個人的な感想になりますが、評価基準についてはこちらをご覧ください。

オールラウンダーにオススメのテニスラケット

ブリヂストン「VX305」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

VX305の魅力

VX305は、「ただ単純に、ありのままの実力でテニスができる」テニスラケットだと感じました。

わずかな弾き感があるので、最低限のアシストはありますが、どちらかというと飛ばないラケット。

サーブに関してはけっこう飛んでくれるので、ファーストサーブのフラット・スライス、セカンドサーブのスピンともに、安心して振り切れます。

スライスのノリ感やボレーのしやすさが気に入っています

「ボールを掴みつつ、ちょっとだけアシストが欲しい」なプレーヤーにオススメ!

しばらく使い続けていることもあり、扱いやすさはピカイチ。

ただ、ものすごくノーマルな性能+評価基準ということで、すべて「3」としました。

2014年モデルなので在庫がない可能性大。その場合は、打感が少しマイルドになった後継機「VI305」がオススメです!

VX305の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ブリヂストン「VX305」のインプレ・感想【#究極のノーマル】

ヨネックス「VCORE PRO 100(2019)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

VCORE PRO 100(2019)の魅力

VCORE PRO 100(2019)は、「安定感重視で、いろんなショットを打ち分けられる」テニスラケットだと感じました。

ボックス形状の中で、つかむ感じもありつつ、ちょっとだけ弾き感があります。

なので、スピードがあるボールや高弾道なスピンボールなど、いろいろなボールが打ちやすいです!

ボールの飛びやすさやスピンのかけやすさで言えば、2021年モデルより2019年モデルのほうが断然扱いやすいと感じます

「相手のパワーを利用して、じっくりストロークをしたい」なプレーヤーにオススメ!

ボックス形状ならではの打感と適度に弾く感覚が合わさって、安定感のあるスピンボールが打ちやすかったです。

いろいろなボールが打てる器用さが魅力なので、戦略的なストローカーにはたまらないかと。

受け手になってみても、いいボールが来るなと感じたので、質の高いボールを打ちたい人にオススメです!

YONEX(ヨネックス)VCORE PRO 100(2019)

VCORE PRO 100(2019)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヨネックス「VCORE PRO 100(2019)」のインプレ・感想【#懐の深さは無限大】

テクニファイバー「T-FIGHT RS 300」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

T-FIGHT RS 300の魅力

T-FIGHT RS 300は、「ガット次第で七変化する」テニスラケットだと感じました。

すごく飛ぶわけでも飛ばないわけでもない、使う人を選ばない普遍性が魅力。

フレームの質が高く癖がないので、ガットの選び方次第では、もっと飛ばしたりスピンをかけやすくしたりカスタマイズがしやすいと感じました!

もし、お気に入りのガットがあるなら、それを張ることでガットの特長を存分に味わえると思います

「最良のカスタマイズを追い求めたい」なプレーヤーにオススメ!

それなりに飛び、スピンもかけられる。サーブもそつなくこなせるので、自分の地力を高めていくのにぴったりのラケットかと。

コントロール性能がベースに、自分だけのラケットを作り上げていく楽しみもあるのではないでしょうか。

アルパワーなどのパワフルなガットを張るとボールの威力も出せるラケットになる気がします!

T-FIGHT RS 300の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

テクニファイバー「T-FIGHT RS 300」のインプレ・感想【#ニューノーマルの予感】

ヘッド「RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )の魅力

RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )は、「手に伝わる情報量が豊富な」テニスラケットだと感じました。

打感が”シンプル”になったと言いますか、ボールの感触を感じやすく、打ったときの感覚とボールの飛びが一致しやすいです。

勝手に飛んでいくほどの力強さはないものの、自分から打っていくにも速いボールを打ち返すにも、困ることがないパワーはあります。

ストローク・サーブともに、スピン系との相性がいいのも魅力です

「ボールの組み立てで勝負したい」なプレーヤーにオススメ!

絶妙なパワー性能があり、攻めるにも守るにも心強い。

サーブの打ちやすさも、試合に出る人にとってアドバンテージになるかと。

自分の目指すプレーを助けてくれるラケットが欲しい人は一度打つべきラケットです!

RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヘッド「RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )」のインプレ・感想【#頭脳プレー始めました】

ダンロップ「CX200」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

CX200の魅力

CX200は、「自分のペースでボールを打ちやすい」テニスラケットだと感じました。

自分の技術をアシストしてくれるというよりも、しっかり応えて表現してくれるのが魅力。

しなり感があるので掴んで飛ばす感覚もあり、相手の速いボールもしっかり受け止められます。

個人的にスライスサーブがとても打ちやすいのがお気に入りです

「自分のテニスをどんどんレベルアップしていきたい」なプレーヤーにオススメ!

大きなアシストはないものの、安定感が光るテニスラケット。

打ちごたえは抜群なので、自分からしっかり打っていきたい人と相性がよく感じました。

競技者から愛されている印象があり、プレーのレベルアップをしていきたい人の相棒となってくれる一本ではないでしょうか。

CX200の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ダンロップ「CX200」のインプレ・感想【#あちらを立ててこちらも立たす】

ウイルソン「BLADE 100(V8.0)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

BLADE 100(V8.0)の魅力

BLADE 100(V8.0)は、「コントロール性に加えて力強さもある」テニスラケットだと感じました。

しなりを感じつつも、フレームがしっかりしているのが印象的!

構えて打てれば力強いボールが飛び、追いかけて打つときもボールをしっかり返球できます。

ストローク・ボレー・サーブすべてで、ボールスピードが落ちにくく感じました!

「試合に出てどんどんプレーしたい」なプレーヤーにオススメ!

特別なアピールポイントはないけど、苦手なショットもないオールラウンダーな性能!

一球一球を打つ負担が少ないし、決めるべきところで決めきれるパワーもあります。

幅広い人に合う寛大さを踏まえて、最近のラケットの中で一番の完成度を誇っているかと!

BLADE 100(V8.0)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ウイルソン「BLADE 100(V8.0)」のインプレ・感想【#きっちり、しっかり】

テクニファイバー「TF-40 305 16M」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

TF-40 305 16Mの魅力

TF-40 305 16Mは、「ショット技術が如実に現れる」テニスラケットだと感じました。

打ちごこちは最高峰!ただし、パワーアシストは必要最低限のレベルだと感じました。

決して飛ばないというわけではないのですが、自分の技術がボールの威力にそのまま反映されるイメージです。

今使っているVX305と似た”ド”ノーマルな性能が僕好みではあります

「気を引き締めて、もう一度テニスに取り組みたい」なプレーヤーにオススメ!

このラケット一番の特徴は「癖のなさ」で、打ちにくいと感じるショットは無いと思います。

使っていてしんどく感じる場面もありますが、しっかり打てたときの快感は格別!

自分を見つめ直して“なんとなく”じゃないラケット選びをしたい人に検討してほしい一本です!

TF-40 305 16Mの評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

テクニファイバー「TF-40 305 16M」のインプレ・感想【#襟を正して】

プリンス「TOUR 100 310g(2022)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

TOUR 100 310g(2022)の魅力

TOUR 100 310g(2022)は、「癖がなくボールの威力も出しやすい」テニスラケットだと感じました。

ものすごいボールスピード・ものすごいスピンが手に入るラケットではないけれど、一定の威力を保ったボールを安定して打てるのが魅力。

ラケット重量もそこそこあるので、合わせるだけになっても打ち負けにくいです。

両モデルとも「コントロール」と「スピン」それぞれ特長のあるモデルに仕上がっています

「安定してラリーを組み立てたい」なプレーヤーにオススメ!

ボールをつなぐことに長け、ショットを繰り返す中で相手との駆け引きを楽しめます!

また、安定することで、試合でも落ち着いてプレーできるのがいいところかなと。

堅実さを武器に、ラリーを組み立ててプレーの幅を広げたいプレーヤーにおすすめです!

TOUR 100 310g(2022)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

プリンス「TOUR 100 310g(2022)」のインプレ・感想【#瞬間フレンドリー】

ストローカーにおすすめのテニスラケット

ブリヂストン「BX300」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

BX300の魅力

BX300は、「コントロール性・タッチ感に優れた」テニスラケットだと感じました。

なんといっても、打感がすばらしい。手に伝わる感触はクリアで、硬さや振動ががほとんどありません。

フレームは確かにしなるのに、ボールの飛びが予想以上にいいのがお気に入りポイント!

「かっちりしたフレーム」と「ガットがたわむ感じ」の塩梅がいいのです

「快適な打感と道具選びにこだわる」なプレーヤーにオススメ!

かんたんにプレーできるラケットではないですが、今まで打ってきたラケットの中で、一番好きな打感です。

打ったこともない人も多いと思うので、他社のラケットで例えてみると「打感をマイルドにして、飛びを抑えたピュアストライク」・「しなりを減らして、やや弾き感をプラスしたブレード」のイメージになるかなと。

すべてのショットがバランスよく打てるので、打感の気持ちよさを求める人は検討してみてください!

BX300の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ブリヂストン「BX300」のインプレ・感想【#至高の逸品】

ヘッド「PRESTIGE TOUR(GRAPHENE 360+ )」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

PRESTIGE TOUR(GRAPHENE 360+ )の魅力

PRESTIGE TOUR(GRAPHENE 360+ )は、「早いタイミングでガンガンスイングして攻められる」テニスラケットだと感じました。

プレステージらしい柔らかな打感は健在。フルキャップグロメットのならではの「掴んで飛ばす」感じがいいですね。

そこまでスピンはかかりませんが意外とボールが飛ぶので、押し出すようなスイングでライジングすると気持ちいい!

フラットで低い弾道のボールを打つ人と相性がいいはず

「フラット系でボールを掴んでコントロールしたい」なプレーヤーにオススメ!

99インチの18×19という組み合わせは、パワーとコントロールが両立した絶妙なスペックだと思いました。

この両立している感覚で思い出すのは、アガシが使っていた頃の「ラジカルOS」。

「プレステージ」シリーズではありますが「現代の技術を駆使して、今の時代向けにラジカルOSを再構築してみました」みたいなラケットにも感じられます。

PRESTIGE TOUR(GRAPHENE 360+ )の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヘッド「PRESTIGE TOUR(GRAPHENE 360+ )」のインプレ・感想【#蘇ったオーバーサイズ】

ウイルソン「PROSTAFF 97L(V13.0)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

PROSTAFF 97L(V13.0)の魅力

PROSTAFF 97L(V13.0)は、「カッチリした打感でボールがよく飛んでくれる」テニスラケットだと感じました。

一番の魅力は、なんといってもスペックからは考えられないほど、スピンがかけやすいこと!

オリジナルの「PROSTAFF97」からフレーム厚が増し、しなりがありながらも弾く感覚を搭載。

ボレーやサーブでもカッチリ感があり、スピードのあるボールが飛んでいきます

「しなりを感じながらも、スピンの効いたショットが打ちたい」なプレーヤーにオススメ!

打感の気持ちよさはオリジナルには及ばないものの、その分パワーアップしたフレームが特徴。

PROSTAFF97だと「ボールの飛びがイマイチ」や「試合で使うにはむずかしい」などの悩みを解決してくれる1本に仕上がっています!

スピンを駆使してプレーの幅を広げたいストローカーにオススメです!

PROSTAFF 97L(V13.0)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ウイルソン「PROSTAFF 97L(V13.0)」のインプレ・感想【#わたしたち御用達】

ヘッド「PRESTIGE MP L(2021)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

PRESTIGE MP L(2021)の魅力

PRESTIGE MP L(2021)は、「ボールを掴む打感と飛びを抑えた」テニスラケットだと感じました。

低めの音でボールをググッと掴んでくれる打感がすばらしいです!

フラットに飛んでいく感覚が強く、トップスピンよりもスライスが得意のラケット。

前作モデルと比べて、コントロール性能が重視されているように感じました!

「来たボールすべてを打ち込むような」なプレーヤーにオススメ!

サーブでは威力が出しにくいし、ボレーも多少スイングする必要があるけど、しっかり打てたときの打感は格別!

シリーズの中で一番やさしい「MP L」は、ハードな性能ではあるものの、ガットの調整次第ではなんとか使えそうな気がします!

新しい「Auxetic構造」を携えて、グラフィン以前のプレステージが帰ってきたような感覚を覚えました!

PRESTIGE MP L(2021)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヘッド「PRESTIGE MP L(2021)」のインプレ・感想【#ミニマリストテニス】

プリンス「BEAST MAX 100(300g)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

BEAST MAX 100(300g)の魅力

BEAST MAX 100(300g)は、「ボールに噛みつくかのような打感のある」テニスラケットだと感じました。

ボールの威力は申し分なく、弾きだけじゃなく食いつきも感じられるのがビーストマックスの魅力。

ボレーでも飛びすぎず、ある程度は自分でコントロールできる感覚もあります!

パワーとコントロールがブレンドされていて、これ以上なくリターンがしやすかったです

「パワーがほしいけど、球持ち感も捨てたくない」なプレーヤーにオススメ!

フレーム厚はあるものの、先端がボックス形状のため、パワー一辺倒になっていないのがいいところ!

今のラケットだとパワー不足だけど、かといって弾いて飛んでいっちゃうのが好きじゃない人も多いはず。

ボールを面で捉えるような「フラット系」ショットの人に、特にオススメしたいラケットです!

BEAST MAX 100(300g)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

プリンス「BEAST MAX 100(300g)」のインプレ・感想【#アナーキーな穴空き】

ヘッド「SPEED MP(2022)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

SPEED MP(2022)の魅力

SPEED MP(2022)は、「スピードもスピンも増幅される」テニスラケットだと感じました。

もともとボールスピードを出しやすいラケットではありましたが、今回のモデルはスピンのかかりも良かったのが印象的。

いつも以上にいいストロークが打てるので「あれ?ストローク上手くなったかな」と勘違いしそうになるほどでした。笑

フラット系の僕だとボールが飛びすぎてしまうイメージが強かったのですが、今回はコートに収まりやすかったです

「左右へ打ち分けてガンガン攻めていきたい」なプレーヤーにオススメ!

ストロークに限れば、レビューしているラケットの中でもベスト3に入るクオリティ

スピンの掛かりがよくなることで、ショートクロスなど狙える範囲が増える感じがありました。

ボールスピードを味方につけて、コートのどこからでもエースを狙いにいきたいプレーヤーにオススメです!

SPEED MP(2022)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヘッド「SPEED MP(2022)」のインプレ・感想【#すべてがSになる】

ボレーヤーにおすすめのテニスラケット

バボラ「PURE STRIKE 100」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

PURE STRIKE 100の魅力

PURE STRIKE 100は、「ボールの威力で相手を押していける」テニスラケットだと感じました。

強めの弾き感と球持ちのいいとこ取りが一番の魅力です。

スピン性能は意外とそれなりで、ストロークは直線的に飛んでいくフラットドライブがメインになるかと。

100は、弾き感の中に、少し球持ちがある感じです

「弾き感を生かして、速い展開で勝負したい」なプレーヤーにオススメ!

しっかりスイングできたときは、ラケットの持つパワーと相まって、弾丸のようなボールが打てます。

なので、もっとストロークが上手い人が使うと、相手をコート後方へ押し込めるようなボールが打てるんじゃないかと。

ストロークもボレーも威力のあるボールで攻めていきたい人にオススメの一本です!

PURE STRIKE 100の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

バボラ「PURE STRIKE 100」のインプレ・感想【#撃ち抜く覚悟】

プリンス「PHANTOM GRAPHITE 107」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

PHANTOM GRAPHITE 107の魅力

PHANTOM GRAPHITE 107は、「クラシカルな打感とコントロール性能を味わえる」テニスラケットだと感じました。

このフェイスの大きさながら、面の安定性がとても高い。

打球時のラケットのブレはほとんど感じられず、どんなボールが来てもしっかり返球できます。

また、スピン性能が高く、ストロークの弾道が上がったのも印象的でした

「ボールを掴んでコースを狙いたい」なプレーヤーにオススメ!

クラシック感のある打感と面の安定性に優れたラケットですが、扱うには自分のパワーが必要だと感じました。

107インチと言えども、ほかのラケットでいう97インチくらいのパワーになるかと(ヨネックスのVCOREPRO97と同じくらいのレベル)。

ちゃんとスイングできれば、スピンのかかった伸びのあるボールが打てるラケットなので「昔ながらのラケットが好き+少し楽をしたい」みたいな人に、ぴったりのラケットになるのかと!

PHANTOM GRAPHITE 107の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

プリンス「PHANTOM GRAPHITE 107」のインプレ・感想【#まるで第三の手】

ダンロップ「CX400 TOUR」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

CX400 TOURの魅力

CX400 TOURは、「掴みと弾きを両立している」テニスラケットだと感じました。

そこまで力まなくても飛ぶほどのパワーを持ちながら、スライスのタッチ感もいいです!

スピンの効いたボールも打てますし、フラットに当てるボレーでもそのパワーを実感できます。

フラット・スライス・スピンすべてのサーブで威力が出せるので、ゲーム形式で使ったとき、サービスキープしやすいのがありがたかったです

「感覚重視だけどパワー負けしたくない 」なプレーヤーにオススメ!

ラケットにパワーがあることで「攻めていくボールが打ちやすい」だとか「しんどいときでもボールを返せる」などの恩恵を受けられます!

1日で何試合もプレーする人は、疲れてきたときもショットをアシストしてくれるのが魅力になるのではないかなと。

タッチ感とパワーどっちも捨てがたい人は、ぜひ選択肢に入れてみてください!

CX400 TOURの評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ダンロップ「CX400 TOUR」のインプレ・感想【#マッチョな感覚派】

プリンス「TOUR 100 310g(2020)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

TOUR 100 310g(2020)の魅力

TOUR 100 310g(2020)は、「振り切らなくても、ボールを返球する能力が高い」テニスラケットだと感じました。

過度な味つけがなく、自分のプレーを邪魔しないクセの無さが一番の魅力!

ラケット重量がある&トップライトになっているので、ボレーをはじめスイングしないショットが打ちやすいです。

球持ちと弾きのバランスが絶妙で、2022年モデルよりもほどよくボールが飛んでくれるのがポイント

「今のプレーに”+α”が欲しい」なプレーヤーにオススメ!

ボックス形状らしい打感がありつつ、安定感とスピン性能でプレーの幅を広げてくれます!

パワフルさはそれなりに、打ったときの自然さがイチオシポイントです。

今のままでもいいけど「もうちょっとボールを返球してボレーにつなげたい」など、つなぐストローク&攻めるボレーを打ちたいプレーヤーにオススメです!

TOUR 100 310g(2020)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

プリンス「TOUR 100 310g(2020)」のインプレ・感想【#シンプル・イズ・ベター】

ヨネックス「VCORE PRO 100(2021)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

VCORE PRO 100(2021)の魅力

VCORE PRO 100(2021)は、「ボールを捕まえることに長けた」テニスラケットだと感じました。

前作よりパワーは控えめ。感覚としては「ちょっとだけ掴んで弾き返す」→「しっかり掴んでから飛ばす」に変わったように思います!

掴む感覚が強くなった分、ボレーでのコントロール性能が上がり、長短を打ち分けやすかったです。

100インチというのも、ボレーのときに安心感がありますね

「パワーに頼らず、狙い通りのボールを打ちたい」なプレーヤーにオススメ!

ヨネックスらしい中身が詰まっている打球感が際立ち、打つ楽しさも感じられるラケット。

返球し続けられる安定感は、前作のほうが優秀。「狙う」能力としては、今回のほうが優れているかと!

PROと名を冠するだけあって、かんたんには使いこなせませんが、比較的挑戦しやすいラケットになっていると思います!

VCORE PRO 100(2021)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ヨネックス「VCORE PRO 100(2021)」のインプレ・感想【#ネオレトロでしょ?!】

ウイルソン「CLASH 98(V2.0)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

CLASH 98(V2.0)の魅力

CLASH 98(V2.0)は、「唯一無二の打感でボレーを操れる」テニスラケットだと感じました。

打感は「カッチリ」しつつも、「粘るようなしなり」も感じられる、ほかにない感覚です。

ラケットフェイスにボールがくっつくかのようなタッチ感で、スライスやボレーの感触が抜群にいい!

スピンも割とかかりやすく、スピンサーブがいつもより弾んでくれました

「サーブとボレーさえあれば戦っていける」なプレーヤーにオススメ!

ラケットスペックも打感もオンリーワンで、球持ちのよさは格別!

ストロークのスピードは少々出しにくいものの、スピンとタッチ感を重視する人と相性がかなりいいと思います。

回転系サーブを軸に、守るストロークとコントロールしたボレーで攻めたいプレーヤーにオススメの一本です!

CLASH 98(V2.0)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

ウイルソン「CLASH 98(V2.0)」のインプレ・感想【#good enough.】

プリンス「TOUR 98(2022)」

ストローク

ネットプレー

サーブ&リターン

TOUR 98(2022)の魅力

TOUR 98(2022)は、「絶妙なコントロール感でショットを放つ」テニスラケットだと感じました。

ボールがどこにどう当たったか手に伝わる「繊細さ」が魅力。

最近のラケットの中では飛ばない部類で、しなりのある鈍い打感から、ややクラシカルな印象を受けました!

ただ、フレーム自体はしっかりしているので、威力のあるボールにも押し負けにくいと感じます

「小技を駆使してポイントを奪いとる」なプレーヤーにオススメ!

ボレーに関しては距離からスピン量まで調整しやすく、文句なしに打ちやすい一本。

ストロークやサーブでは食いつきがよく、自分でコントロールできている感覚が強く感じられます!

スライスやドロップなど、タッチ系ショットを極めていきたいプレーヤーにオススメです!

TOUR 98(2022)の評価をもう少しくわしく知りたい人は、こちらのリンクをご参考ください。

プリンス「TOUR 98(2022)」のインプレ・感想【#細を穿つ。】

安定感で選ぶならどれ?

まずは目の前の一球を返すことで、安定したラリーで組み立てたい!

そんなお悩みのために、飛びすぎない・飛ばなさすぎないボックス形状のテニスラケットを選定しました!

ある程度スピンがかけやすいことを前提に、コート内への収めやすさを基準としています

ガッチリ受け止めるなら「VCORE PRO 100(2019)」

VCORE PRO 100(2019)は、ボールを捉えることに長け、シングルス・ダブルスともに場面を選ばずに使えるラケットです!

自分から打っていくのに必要なパワーもあり、カウンターのように相手のパワーを利用できるバランスのよさが特徴的。

掴む感じをしっかり感じながら、スピンやスライスなどいろいろなボールを打ちたい人にオススメです!

YONEX(ヨネックス)VCORE PRO 100(2019)

しっかりボールを打ち返すなら「BLADE 100(V8.0)」

BLADE 100は、ラケット自体がしっかりしていて、パワーとコントロールが絶妙にブレンドされたラケットです。

上記の「VCORE PRO 100」に弾き感をプラスした打感で、ボールの飛びやスピンをアシストしてくれる性能が増幅されたイメージ。

しんどいときでも助けてくれるので、ゲーム中で一球一球のクオリティを求める人にオススメです!

とにかく返球第一なら「TOUR 100(2022)」

TOUR 100は、ラケット重量のあるトップライト設計でコントロールに優れたラケットです。

上記2つに比べると弾き感は少なく、ボールの飛びはそこそこ。ただし、振り抜くのも合わせるのもできる「器用さ(万能さ)」に優れています!

また、O3モデルはスピンのかかりもいいので、安定してスピンボールを打ちたい人にオススメです!


パワー(スピン)で選ぶならどれ?

打感重視と言っても、やっぱり打ち負けないパワーも欲しい!

そんな人に向けて、打ってきた中でパワーあるなと感じたボックス形状のテニスラケットを紹介します!

自分で打ってもラリー相手に打ってもらっても、いつも以上にボールが伸びるなという基準で選びました

一番パワーがあるのは「SPEED MP(2022)」

SPEED MPは、その名に違わずボールスピードが出しやすいラケットです。

自分で打ってもボールが飛ぶなって実感できるし、相手に打ってもらっても、いつも以上に速くてスピンがかかったボールが飛んできました!

打感は硬すぎず、思い切ってスイングしやすい!相手を振り回すようなパワフルなボールが打ちたい人にオススメです!

振り抜きを良くしたいなら「PROSTAFF 97L」

PROSTAFF 97Lは、想像以上のパワー・スピンがあってびっくりしたラケット!

SPEED MPのラケットフェイスを小さくして、振り抜きや取り回しの良さがアップさせた感覚を覚えました!

高いスピン性能を活かして、積極的にストロークで攻めていきたい人にオススメです!

パワーの中にもコントロールが欲しいなら「BEAST MAX(300g)」

BEAST MAX(300g)は、力強さの中に食いつきを感じられるラケットです!

厚く当ててもぶれない剛性がありながらも、ボールを掴む感じも多少あり、コントロールできる弾き感があります。

ボックス形状は変えずにパワーを求める人など、ラリーで打ち負けずに攻めていきたい人にオススメです!

サーブで選ぶならどれ?

どんなに実力差があっても、サーブとリターンだけは試合の中でかならず巡ってくるショット。それなら、まずはサーブを強化しなくては!

そんな考えをお持ちの人に、振り抜きがいい98インチラケットの中でサーブ能力が高いと感じたラケットをご紹介!

上記の「パワー」の項目で選定したラケットもサーブの打ちやすいので、98インチにこだわりがなければ上記から選ばれるのもオススメです

フラットサーブを軸にするなら「RADICAL MP(GRAPHENE 360+ )」

RADICAL MPは、サーブの振り抜きがよく、サーブからの戦術的な組み立てがしやすいラケットです!

ラケット自体に大きなパワーはないけど、ボールをグッと押し込むように飛ばせるので、いつもよりボールの伸びがよく感じました。

スピンのかかりもいいので緊張した場面でも安心して振り切れる!ファーストサーブでエースを狙っていきたい人にオススメです!

そつなくこなすなら「CX200」

CX200は、ボールの持ってくれる打感と適度に弾く感覚が印象的なラケットです!

ボールの飛びもさることながら、スライスサーブの引っかかりがよく、相手の体勢を崩せるようなサーブが打ちやすかったです!

ストローク・ボレーも含め、どのショットもそつなくこなす性能で、総合的に戦いたい人にオススメです!

打感にもこだわりたいなら「CX400 TOUR」

CX400 TOURは、ストローク・ボレー・サーブどれでも万能にプレーできるラケットです!

CX200と比べると、一球一球の威力は劣るものの、その分スピンをかんたんにかけやすくセカンドサーブでも安心して振り切れます。

ボールを掴む感覚もあるので、スライスやボレーなどタッチ感を重視したい人と相性がいいかと!

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