ビーストマックスをゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:弾き感はそれなり、厚く当てても安心
5段階評価
まず最初に伝えたいのは、独特の打感。
ボールを捉える感触と弾く感触が共存しているといいますか、ボックスっぽい打感なのに、球離れも速く感じるため、使い始めはちょっと混乱しました。
スピン性能はすごくかかるわけではなく、スイング次第。僕にとっては厚く当ててもコートに収めやすいのがお気に入りポイントです!
フラット系にスイングする人と相性がいいと思います
ネットプレー:カッチリしてるけど、そこまで飛ばない
5段階評価
ボレーは飛ばしやすいですが、勝手に飛んでっちゃうほどではなかったです。
自分でコントロールできる余地を残しておいてくれる半自動的な性能だと感じました!
スマッシュについては、下がりながら打つようなしんどい場面で良さが光ります。
ちょっとサボりたいときに助けてくれるようなイメージをしてもらえるといいかなと
サーブリターン:リターン能力がすこぶる高い!
5段階評価
サーブは、スペックからするともうちょいスピードが出る気がしてたんですが、そこまでではなく意外と堅実な感じ。
一生懸命打つよりも、コースをしっかり狙って、スピードはラケットに補助してもらうほうが上手くいく感覚がありました!
リターンは、今までレビューしたラケットの中でナンバーワンです!
速いサーブに対して、スイングできるときも、当てるだけになるときも、それなりの威力を持たせつつ返球できました!
「食らいつく」ようにボールを捉える能力に優れています
ビーストマックスの頼もしいところ
どんなときでも食いつきは感じられる!
27mmというフレーム厚があっても先端はボックス形状のため、思い切って厚くあててもぶれないです!
一般的なボックス形状よりは、しなり・食いつきは弱いですが、それと引き換えに少しパワーが足されている感じ。
似ているラケットはないのですが、強いて例えるなら、ボールスピードが出しやすいVCOREPRO100(2019)になるかなと
ビーストマックスに求めちゃいけないところ
コントロール性能に少しバラツキがあるかも
球威を出しやすいものの、ちょっと安定性に欠けるかも…?と感じました。
コースを狙って打ったときに「もう少しこっちに飛ばしたいんだけどなー」みたいな場面があり、コントロールが制御できなかったです。
ボールの飛びがいい分、雑にならないように狙って打っていく必要があります。
普段のラケットより球離れが速かったのも関係ありそうなので、慣れで解決できる部分かもしれません
【結論】ビーストマックスは「球威を上げつつも、食いつきは残したいプレーヤーに使ってほしい」テニスラケットである
スペック的にも打感的にも、独特な一本。
球持ちも弾きもどちらも感じられる分、それが中途半端に思ってしまう人もいることを考えると、けっこう好き嫌いが別れるタイプかなと。
薄型のボックス形状を使っている自分としては、いい意味で「上手にサボりやすい」のでプレーしていて楽しかったです!
このバランス感覚を飼い慣らすことができれば、大きな味方になってくれるラケットだと思います!
草トーなんかで何試合もするときに、体力・筋力を補ってくれるのではないでしょうか
- 打ち負けたくないフラット系プレーヤー
- 中厚ラウンドからボックス形状へ移行してみたい人
におすすめします!