グラファイト107(2024)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも安定感
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの深さ調整がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持ってセカンドを打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
\「ちょい薄デカ」と称して、4本を比較してみたので、こちらもご参考ください!/
ストローク:飛びはしないけどスピンはかかる
5段階評価
フェイスサイズは大きいですが、ボールの飛びは控えめ。ただ、スピンは結構かけやすいです!
打感はしっかりとした芯があり、しなる感じは少ないものの、いやな振動もありません。
ガンガン振らないとスピードは出ませんが、コートに収めやすくミスが減ったのが印象的でした!
いい意味でスピードが抑えられ、なおかつスピンがかかるので、コースを狙いつつ安定したストロークを打ちやすいです!
ネットプレー:タイミングが大事
5段階評価
ストロークで感じた印象とは少し異なり、ボレーだと面がたわむ感じが強かったです!
相手のボールに押されにくい分ちょっとだけ飛びすぎることもあって、バチッと合わせることが求められるなと。
フェイスサイズが広いので当てる場所やタイミングは厳しくなく、合ったときのボールは鋭くなりました!
楽してボレーが打てちゃうわけではないですが、そこまでシビアな感じもありません!
サーブリターン:ギリギリしんどくない
5段階評価
サーブは飛ばないという感覚だった前作と比べて、今回のグラファイト107はそこそこ飛ぶ感じがします。
ただ、ストロークと同じくスピードが出しやすいわけではないので、フラットサーブでエースを狙えるかって言われると、僕の技術では難しかったです。
それよりもスライスやスピンでコースを狙っていくのが合ってるかと思います!
リターンについても、サーブと共通して、前作よりは押されずに打ち返せる手応えがありました。
思い切って振っていくよりも、ブロックしたり、ロブを上げたりといった小技でこそ光るタイプではないかと。
グラファイト107(2024)の頼もしいところ
面の安定性が高い!
グラファイトの象徴ともいえるクロスバーがあることで、ラケット自体のねじれが抑えられ、フェイス部分が安定しているように感じます!
そこがパワーは控えめながら打ち負けにくいことにつながっていて、プレーの幅が広げやすいです。
来たボールを相手コートへ収める返球力に長けているのが、一番の魅力だと思います!
スピン量が調整しやすい!
自然なスイングでもスピンがかかり、意識して打てばもっとかかるので、相手の足元へと沈めるボールが打ちやすかったです。
バックハンドのスライスも掴んで飛ばすような打感から伸びのあるボールが打てるので、多用する人に向いているんじゃないかと。
サーブであってもスピードこそ出ないものの、スピンサーブを使って安定してセカンドサーブに臨めました。
グラファイト107(2024)に求めちゃいけないところ
けっして楽なラケットとは言えない
107インチという大きなフェイスサイズから楽そうなイメージですが、あくまで100インチのグラファイトと比べたら扱いやすいだけで、ほかのラケットよりもパワーは少なめ。
そのパワーをカバーできれば、スピンやコントロールを活かして、いろんなボールを打ちやすいです。
ある程度テニス経験があって、「ラケットに大きくは頼らず自分の技術を高めていきたい」というモチベーションがある人に合っているのかなと思います。
【結論】グラファイト107(2024)は「コートを広く使って攻められる」ダブルス向きのテニスラケットである
プリンスの伝統シリーズであるグラファイト。前作と比べるとクラシックな感触を継承しつつも、現代的な使いやすさが加わって、使える人の幅が広がっているように感じました!
タッチ感やコントロール性がいいので、コートを広く使いやすいのが一番のお気に入りポイントです!
パワーを補いやすいという意味で、シングルスよりも自分のいるところにボールが飛んできやすいダブルスのほうが、グラファイトの良さを活かせると思います!
ひと目でグラファイトとわかるデザインに、ディープグリーンのカラーもが合わさって、見た目もかっこよく進化していますね。
- スライス・ドロップ・ロブなど、タッチを必要とするショットで攻めたい人
- スピードよりも緩さのあるスピンボールを駆使してミスを減らしたい人
におすすめします!