T-FIGHT 300(2025)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:テンポの良さが際立つ
5段階評価
まず最初に「ボールの飛びやすさ」と「スピンのかけやすさ」を感じました!
ラケットにパワーがあり、そこまで力を込めなくてもクオリティを保ったボールが連続して打ちやすいです!
また、前作と比べて、カッチリとした打感がややマイルドになった感じがします。



ボールが食いつくような打感があり、しなる感じではないものの柔らかさがありました。
ネットプレー:飛び過ぎ注意
5段階評価
飛びがいい分、ボレーでは少し飛びすぎてしまうこともありました。
決めに行くときは威力が出しやすくていいのですが、つなぐときはちょっと気をつける必要があります。
ただ、スライスをかけるボレーなんかは滑らせやすく、慣れれば強力な武器になりそうです。



しなるラケットと比べると、良くも悪くもパワーロスしている感じが少なく、ボールを跳ね返す感覚が強めです!
サーブリターン:スピン系のサーブが光る
5段階評価
サーブは、ストロークのとき以上にスピンをかけやすく感じます!
スライスも自分比でよく切れていきますし、なによりデュースサイドでセンターへのスピンサーブが高いクオリティで打てたのが印象的でした。
リターンは、割とおおらかで、多少タイミングが合わなくても返球できちゃうのがいいところです。



後ろに下がっていてもリターンの威力が出しやすいので、バック側に来たボールを回り込んで打つ人と相性が良いかと。
T-FIGHT 300(2025)の頼もしいところ


安定した力強さ
こちらのスイング速度に関係なくボールが飛んでいってくれる「推進力」を強く感じます。
「普通に打ったときのボール」と「ちょっと体制を崩したときボール」の差をあまり感じないことから、ひとまず捉えさえすれば安定して飛んでいってくれるのかなと。



また、スイングすればするほど、加速度的にボールスピードが伸びていくようなパワフルさも感じました!
スピンのかかりやすさ
ストロークでショートクロスが狙いやすかったり、スピンサーブでよく跳ねたりと、スピン性能を活かしたプレーがしやすいです!
僕の普段使ってるラケットがスピンをかけやすいタイプではないことを加味しても、よくかかりよく落ちてくれるボールになっていると感じます。



個人的にうれしいポイントとして、フォアハンドのスライスがすごく打ちやすいので、ついつい使いたくなります。
T-FIGHT 300(2025)に求めちゃいけないところ


打感が少し独特かも
少し弾く感覚がありながら決して固くはなく、打っていて気持ちのいいラケットです!
ただ、ボールが食いつく感じが少しずれているというか、ボールが当たったあとに遅れて柔らかさを感じました(ボールは普通に飛んでいきます)。



このラケットから普段のラケットに戻したときに違和感を覚えたので、ずっと使っていれば、そのうち慣れるのかもしれません!
【結論】T-FIGHT 300(2025)は「質の高いボールを小気味よく打ちつづけられる」テニスラケットである


T-FIGHT 300(2025)の一番の魅力は、質を保ったボールを連続して打ちやすことだと思います!
ただただボールが飛んでいくわけじゃなく、薄ラケが好みの人でもコントール可能なパワーとスピンを兼ね備えている感じです。
安定してラリーを続けられるので、守備的なプレーヤーはもちろん、しっかり我慢したうえで攻めたいプレーヤーにもおすすめできます!



スピン性能が高いので、サーブでいろんなコースに球種を散らして攻められる一本かと。
- サーブを主体に、スピンを活かしたラリーを展開したいストローカー
- 前衛も後衛もそつなくこなすオールラウンドなダブルスプレーヤー
におすすめします!