グラビティMP(2025)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
-
【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
-
【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:思ってたよりは飛ぶ
5段階評価
グラビティというと、どのボールもフルスイングする人向きのシリーズという印象が個人的にあったのですが、今回のモデルは意外と飛ぶなと感じました。
打球感は最近のラケットの中でも1,2を争うほど柔らかく、ボールがラケットに乗っている時間が長いです!
スピンはそれなりといったところで、フラットドライブな球筋になります。



パワーがない僕のようなタイプでも、ボールが短くはなったりしなかったです。
ネットプレー:やや力不足
5段階評価
ボレーは合わせるだけだと飛んでいきにくかったです。
こちらからスイングしてバチッと打っていかないと、少し緩いボールになってしまいます。
ダブルスでのボレストのように、つなぐボレーではそこまで緩さを感じないのですが、決めに行くようなハイボレーなどで叩くのが弱いと追いつかれたり反撃されたりしました。



決めに行くボールを打つ前に、しっかり相手を崩しておく必要があります。
サーブリターン:ある程度のスイングスピードが必要
5段階評価
ラケットからのパワーをあまり期待できないので、自分の体をしっかり使って打つことが求められました。
スピードが出ない分コントロールはしやすくて、コースの打ち分けやスピン量の調整はしっかりできます!
リターンは、早いタイミングで勝負するよりも、まずは一球返すように、後方から力を込めてスイングするほうがうまくいきます。



サーブ・リターンともに、スピードに頼らずコースを狙っていくことで、ポイントが獲得しやすくなりました。
グラビティMP(2025)の頼もしいところ


飛びと柔らかさの両立
今作のモデルは、ボールの食いつきの良さだけでなく、ある程度は飛んでくれるところに進化を感じました!
ストロークでもボレーでも、当てるだけになったとしてもコートへ返球できますし、雑にしかスイングできなくてもオーバーになりにくいです。



前は上級者以外お断りな雰囲気ありましたが、モデルを重ねるごとに飛びが強化されている気がします。
低いボールを持ち上げやすい
ストロークを打っていて一番印象的だったのは、スライスような低く滑ってくるボールを持ち上げやすかったこと。
持ち上げるとなると、必然的に下から上にスイングすることになりますが「掴むような打感」と「ほどよいスピン量」で、恐れることなく返球できます!



とくにダブルスにおいて、そのまま前に出てボレーの展開に持っていくのがしやすかったです!
グラビティMP(2025)に求めちゃいけないところ


常に自分から振っていく必要がある
飛びやすくなったとはいえど、合わせるようにスイングするだけでは、ラケットの良さを引き出せていない感じがあります。
しっかり振り切るほどボールをコントロールしやすくなる感覚があるので、振らないのはもったいないなと。



とくにシングルスなどでショットの回数が増えるほど、いかにスイングできるかが勝敗に関わってきそうです。
【結論】グラビティMP(2025)は「自分なりのショットを作り上げていける」テニスラケットである


今までのモデルと比べて、ちょっと楽になった気がしますが、やっぱりガンガン振っていくことで良さが活かせるラケットです。
プレーヤー自身のパワフルさに応えてくれるラケットなので、迷うことなくスイングできるのが魅力的!
暴発しない、かつ、後方から左右に打ち分けやすいので、ストロークに磨きをかけたい人にぴったりではないかと。



僕個人としては、振り抜きやすさを多少犠牲にしても、ちょっとしたパワフルさを備えている「グラビティチーム」のほうが好みです。
- ストローカーとして攻めていきたい気持ちが強い人
- どんな場面でも、振っても振ってもコートに収まってくれるラケットをお探しの人
におすすめします!