BLADE 100(V9)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも安定感
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの深さ調整がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持ってセカンドを打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:雑味のない打球感
5段階評価
柔らかさの中にぎゅっと凝縮されたような手応えのある打感で、ラケットフェイスに当たった感じがわかりやすい。
来たボールを返す分にはペースが作りやすいですが、打ち込んでいく場面では僕の技術ではパワーがちょっと足りなかったです。
スピンのかけやすさは前作同様で、単純にスイングスピードに依ってボールの飛びが決まる感じが強くなっているなと。



普通にラリーしている分には、オーバーしにくく、ショートクロスを狙いやすいというメリットがあります。
ネットプレー:コントロール性高し!
5段階評価
ボレーは当てるだけでは短くなるので、多少スイングして合わせることで良さが発揮されます!
あとちょっとだけ楽したいなと思うこともありますが、ストロークと比べると打つ回数は少ないので、これくらいの飛びであっても最後まで打っていられそうです。
速いボールが来たときは、きっちりとコート内に収めることができます!



そして、比較的ゆっくりのボールのときには深く返球できます。これは、ダブルスのときにかなりありがたかったです!
サーブリターン:狙いどおりに打てる
5段階評価
サーブに関しても全く楽ではないですが、狙ったところへはしっかり打てます。
スピンサーブはスピンのかかりは悪くないので入るっちゃ入るのですが、ちょっと威力不足になることもあり、コースを読まれると叩かれることもありました。
一番打ちやすかったのはスライスサーブで、とくにオムニコートだといい感じで低い弾道になるので、ファーストサーブからオープンコートを作るような形で攻めていきやすかったです!
リターンは、ラケット自体の反応性はいいものの、パワーに依るところが大きく、威力を求めなければ使いやすいかなと。



飛びすぎることはないので、とりあえずコートに返せるという意味ではミスしにくいラケットという感じです。
BLADE 100(V9)の頼もしいところ


スイングした分だけ飛んでくれる
弾くようなパワーアシストがほぼなくなり、スイングスピードそのままのボールになります。
僕のパワーレベルだと少し短くなるか、威力不足のボールになりがち。ただ、きちんと打点に入ることができたときは、けっこう鋭いボールが飛んでいってくれました!



ラケットの形状からなのか振り抜きがよく、少し体勢が崩れたときでもスイングだけはしやすいのが印象的でした。
腕っぷしに自信があるか、足からのパワーをしっかり使える人にとっては、かなり正確にコントロールできる性能を秘めていると思います。
BLADE 100(V9)に求めちゃいけないところ


98インチのBLADEと比べて楽さはあまりない
正確性が増したことで求められるプレーヤースキルも高まった感じがあり、個人的にはいい意味で「少しごまかしの効く感じ」があった前作のV8のほうが好みの打感・性能です。
威力のあるショットに対するブレなさ(打ち返す際のコントロール性)が向上しているので、競技としてプレーする人向けに仕上がっているのかなと。



今作BLADE(V9)の場合は、98インチのちょっと楽なバージョンというよりも、独立しているひとつのモデルとして見るべきなのかなと思いました。
【結論】BLADE 100(V9)は「どんな場面でもショットの再現性が高い」テニスラケットである


BLADE 100(V9)は、しっかり打てるスキルを持っていることを前提に、ショットのばらつきのなさが魅力だと思いました。
飛びがやや抑えめである分、自分から打っていくときの暴発が少なく、サーブからフィニッシュまでプレーがまとまる感じが◎。



緊張しがちな場面でも振り切りやすく、かつ、調子が出てこれば自分のパワーを発揮できる「ちょうどよさ」も試合向きなポイントです!
- 劣勢のときでも、自分が狙ったところにボールを運びたい人
- 振り抜きの良い100インチラケットをお探しの人
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