PROSTAFFの「X」と「six.one100」を打ち比べてみた評価・感想!

PROSTAFF Xは、「パワーが欲しいけど打感は譲れない」というプレーヤーにおすすめのテニスラケット。

そんなXと近しいスペックを持ち、やや弾き感が加わっている代物がsix.one100という一本です!

海外のテニス情報サイトでは、スピンと操作性の良さで高い評価を得ています。

ただ、six.one100は価格設定が高めなので手が出にくく「その価格差を埋めるほどの価値があるの?」とお考えの人も多いはず。

僕もその一人として気になっていたので、ショットごとにじっくり打ち比べてみることにしました!

  • ストローク(+スライスショット)
  • ネットプレー(+タッチショット)
  • サーブ(+リターン)

上記の項目において、それぞれのショットでどう違うのかを明確にし、その上でラケットごとに向き・不向きを語っていきます。

目次

比較する「PROSTAFF X」と「PROSTAFF six.one100」のラケットスペック

PROSTAFF Xのラケットスペック

PROSTAFF Xは、ボックス形状らしい打感と意外なほどのパワーを持つテニスラケット。

今回のversion14から新たに追加されたモデルで、フェイスサイズ以外は「PROSTAFF 97」と同じスペックになっています。

フェイスサイズが3インチ違うだけなのですが、比べ物にならないくらいパワーが上がっていて、安定して扱いやすいです!

PROSTAFF six.one 100のラケットスペック

PROSTAFF six.one 100は、ほどよい弾き感と操作性の良さを持ったテニスラケット。

一番の特徴は、若干ラウンドがかったボックス形状のフレームで、打球時のホールド感が少し薄れ、軽快なボールの飛びを実現しています!

また、PROSTAFF Xと比べると10g軽くなっていて、振り抜きやすかったり、スイングを微調整しやすいのがポイントです!

「PROSTAFF X」と「PROSTAFF six.one100」をショット別で比較しよう

ストローク(+スライスショット)編

ストロークでは、PROTSAFF Xの力強さが光ります。自分から積極的に振らずとも、威力が出しやすいです。

合わせて振るタイプの自分としては、スイングが大きくなくても打ち負けないのがお気に入りポイント。

一方で、スピン性能でいうと「PROTSAFF six.one 100」に軍配が上がります!

自然とかかる感じのPROTSAFF Xと比べて、ストリングの引っかかりが強く、ネットの高い位置を通すようなボールを打ちやすいと感じました!

スライスショットは、打ちたいボールによる

ラケット全体から見ると、どちらもスライスショットを打つのに向いているモデルかと!

純粋なボックス形状かつ重量のあるPROTSAFF Xは、載り感がよく、回転量が多めで低く滑るようなスライスショットが打ちやすいです!

PROTSAFF six.one 100は、スピード感があって、コートを広く使って展開するようなスライスショットが打ちやすいです!

ネットプレー(+タッチショット)編

ネットプレーは、どちらもかなり優秀で甲乙つけがたいです。

PROTSAFF Xは、ファーストボレーや突き球といった厳しいショットに対してのボレーで深く返しやすいのが強み。

PROTSAFF six.one 100は、ボレーボレーなどの速い展開での対応力や、決め球での吹かしにくさといった安心感が目立ちました!

タッチショットは、six.one 100がいい

ドロップショットやアングルボレーなどでは、PROTSAFF six.one 100の操作性の良さが活きます。

相手ボールの威力を吸収しつつ、ちょっとだけ飛ばすような調整がしやすいかと!

ネットプレーに関しては、強いて言えばの差くらいしかなく、どちらも使っていて間違いのないモデルでした。

サーブ(+リターン)編

サーブは、2本を打ち比べていて一番差を感じたショットでした!

まず、PROTSAFF Xは、ボールの飛びやスピンのかかり具合はいいものの、腕を主体とするスイングだとラケット重量が負担になり、だんだんとしんどくなってきました。

地面の蹴る動作をはじめ、全身をしっかり連動させたスイングを意識する必要があります!

それに比べて、PROTSAFF six.one 100は、いい意味で細かいことは気にしなくてもいいボールが飛んでいきます。

フラットもいけますし、スピンのかかりもいいので、いろいろな球種を打ち分けていきやすいです!

リターンは、安定か威力か

リターンは、ネットプレーと同じく、そこまで大きな差は感じませんでした。

前方で捉えたり、リターンダッシュするなら、PROTSAFF Xのほうが◎。

コート後方から、ネットの高い位置を通して返球するなら、PROTSAFF six.one 100という感じです!

「PROSTAFF X」と「PROSTAFF six.one100」の打ち比べまとめ

PROSTAFF XとPROSTAFF six.one100をショットごとに打ち比べてみて、大きな差はないものの、操作感やサーブの部分に違いがあることがわかりました!

なので、「シングルス向き」と「ダブルス向き」の2つに分けて、どういった人におすすめなのか考えてみます!

シングルスなら「PROSTAFF six.one 100」が安定

まず最初に、シングルスをプレーすることが多い人には、PROSTAFF six.one 100をおすすめします!

その理由として、「スピンがかけやすい」のと「サーブの威力が出しやすい」からです。

シングルスにおいて、サーブとリターンの安定感は必須。six.one 100は、いい意味で尖っておらずオールラウンドに使えるのが魅力と言えます!

スペックもスタンダードな範囲なので、ラケット自体のカスタマイズを楽しめるのもポイントです。

ダブルスなら「PROSTAFF X」が強みを発揮

一方で、ダブルスをプレーすることが多い人には、PROSTAFF Xのほうが適していると思います!

315gというラケット重量(+トップライトなバランス)は、大きくスイングしないネットプレーにおいて、強大な武器となります。

ちょっとしんどく感じたサーブも、ダブルスであれば4ゲームに1回しか回ってこないので、あまり負担にならないかと。

全ショットで打ち負けにくく、コンパクトなスイングでも威力を出しやすいのが、PROSTAFF Xの魅力です!

おまけ:RF01シリーズとの違いは?

おまけ編として、最近打った「RF01」とも比べてみます!

RF01の特徴として、ラケット形状がラウンドであり、パワーは抑え気味。しなるような打感がない分、相手ショットを跳ね返すような屈強さが頼りになります。

合わせてスイングするタイプの自分が使うと、PROSTAFFシリーズと比べてスピンはかからず、ボールは真っ直ぐ飛んでいきました!

なので、あまりコート後方に下がらずライジングを多用したり、サーブ&ボレーを積極的に使ったり、より速い展開を求める人に向いているかと思います!

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