プロスタッフX（PRO STAFF X）をゲーム形式でプレーした感想（インプレ）
【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド（片手スライス多用）【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちません
ストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも安定感
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの深さ調整がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持ってセカンドを打てる
ブロックリターンしやすい
（スイングしなくても打ち負けにくい）上記のポイントを踏まえて評価をつけています！
ストローク：ちょっと戸惑うほど飛んでくれる
5段階評価
まず、スペックからは考えられないほど飛んでくれます。「弾いてくれるから楽」とは異なり、ラケットフェイスでボールを捉えることができれば、なかなかの球威で打てる感じ。
スピンのかかりも悪くなく、スライスのノリもよかったです。
100インチとは言え「プロスタッフ」シリーズではあるので、ちょっと変わるだけでここまで扱いやすくなるのかとびっくりしました。
来たボールが速くても、合わせることさえできれば、相手コートへ収まる形で返ってくれます！
ネットプレー：振らなくても大丈夫
5段階評価
安定感が抜群です。重量があるもののバランスはトップライトなので、突然足元に飛んでくるボールにも合わせやすく感じました！
もちろん、多少は大きめにフォロースルーを取るような形でスイングしたほうが威力は高まります。
ただ、ボールが来るところに、そのままラケット置いておくだけでも、十分な返球能力があるのが印象的でした。
サーブリターン：重さに身を任せるのが大事
5段階評価
打ちやすくは感じるものの、最初はちょっとしんどいと思ったのがサーブ。
重量に負けないようスイングしようと思うあまり、余計に力が入ってしまってうまくいかなかったのですが、全身の力を抜いて、ラケットの動きに体の動きを合わせるような意識を持つようにしました。
そのほうが却ってラケットヘッドが走ってくれるので、かんたんではないですが球威を出すことができます（スピン・スライスともに）。
これは、リターンにも言えることで、自分から頑張ってスイングするよりも、ボレーに近い感覚でコンパクトに合わせたほうがいいリターンが返ってくれました！
ダブルスの場面では、スライス面で当ててロブで返すリターンも打ちやすく感じました。
プロスタッフXの頼もしいところ
かなりオールラウンドに使える
プロスタッフはクラシカルなシリーズなので、使いこなすのがけっこう難しいイメージを持っていました。
扱いやすい「プロスタッフ97L」といったモデルが出たことで、以前よりもそのイメージも薄れましたが、今回のプロスタッフXはイメージを吹き飛ばすほど使いやすかったです！
スペック上では楽なモデルではなく、ちょっとフェイスサイズが広くなっただけなのですが、すべてのショットにサポート感がありました！
重さは正義かもしれない
普段とそんなに変わらないスイングをしているはずなのに、ボールの勢いが良かったり、相手のショットに打ち負けにくく感じます！
とくにダブルスでのネットプレーでは、ボールが足元やボディに来ても、当てるだけでしっかり返球できるので、絶大な安心感がありました。
毎回毎回そこまで振り切るわけではない自分にとっては、ラケット重量があることで助けてもらえる場面の多さを実感しました。
プロスタッフXに求めちゃいけないところ
使い終わったあとの疲労度は高め
重さがあることで威力が出やすい分、やっぱり疲れます。
プレー中はある意味夢中なので、スイングしていても気になりません。
ただ、2,3時間プレーしたあとだと、他のラケットではあまり感じることのない疲労が腕に溜まっている感じがありました。
【比較】プロスタッフ97との違いは、ボールの飛び
プロスタッフ97とはフェイスサイズ以外は全く同じです。ただ、使い比べてみると性能は全然違いうと感じました。
「スイートスポットの広さ」や「ボールの飛び」などの面で、プロスタッフ97はやっぱり少しシビアな技術を要求されます。
1,2球打つくらいであれば、そこまで差はないのですが、試合でラリーするとなると話は別。1球1球にかかる労力が減るので、どうポイントを取るかに集中できます！
【結論】プロスタッフXは「どんなときも自分のペースを死守できる」テニスラケットである
プロスタッフXは、フェイスサイズと重量が合わさったことで、振り切らずとも一球一球打ち返しやすいのが魅力。
相手の球威に影響を受けにくいことから、ある意味とてもマイペースなラケットだと感じました。
自分の技術的に、もう少し楽なラケットを選びたいなとは思いつつ、使っててギリギリしんどくない程度のラケットが、プレーしていて楽しいです。
- ボールに合わせてスイングし、タイミングで勝負したい人
- クラシカルでありつつも、ちょっとだけ許容範囲が広いラケットが欲しい人
におすすめします！