T-FIGHT 300Sをゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:鋭いボールが飛んでいく
5段階評価
ほどよくスピンのかかったボールが、スピードを保ったまま飛んでいく感じ。
今作からパワーが上がっていて、楽とは言わないまでも、かなり扱いやすいラケットになっています!
パワーアップのおかげか、98インチながらスピンもかかりやすくなった印象です。



自然とかかる感じがありながら、意図的にかけようとすれば高弾道なボールも打てます。
ネットプレー:打ち返すことに長けている
5段階評価
ボレーでは、ストロークほどのパワーは感じず、もっちりとした打感で相手のボールを受け止めやすいのが特徴的です。
中でもタッチショットがやりやすく、ドロップやアングルに落とすのが、ほかのラケットに比べてかんたんに感じました!
決め球は自分から振っていく必要があるものの、「ボールをいなす」や「コースを打ち分ける」といった部分ではコントロール性の高さが光ります。



操作性の良さをはじめ、パワーと打感においても玄人好みの使いごこちとなっています!
サーブリターン:いつも以上に攻められる
5段階評価
300でも感じたとおり、今作は球種問わずサーブがめっちゃ打ちやすいです!
自然とボールが伸びると言いますか、自分のスイングと呼応するように気持ちよく飛んでいってくれる感じがします。
リターンは、このスペックながら当てるだけになっても意外と返球できちゃうのがいいところ。



個人的に、スライスショットを使ったリターンダッシュがしやすかったです!
T-FIGHT 300Sの頼もしいところ
面の安定性が高い
ラケットの厚みが増したからか、ボールがどこに当たってもブレにくいです!
しっかり捉えれば威力が出しやすく、時間がない中のボレーやリターンも安定してくれます。



98インチは柔らかさを重視したモデルが多いなか、パワーや安定性が高いという貴重なタイプかと思います!
フラットなスピードボールも打てる
上記でも触れた通り、しっかり捉えたときはボールが勢いよく飛び出していってくれます!
サーブはもちろん、ストロークであっても、まっすぐ当てたときはほとんど回転のかかっていないボールになります。



このスピンを有り無しを調整するのが、個人的にやりやすいモデルだなと感じました!
T-FIGHT 300Sに求めちゃいけないところ
300ほどのパワーは無い
サーブに関してはそこまで差は感じないのですが、300のほうがストローク・ボレーで力強さを明確に感じます!
ただ、自分自身のスイングの仕方だったり、ボレーでのコントロールが欲しいことを考えると、僕は300Sがフィットしているのかなと。



ストロークなら「300」、ボレーなら「300S」といった感じで、うまく棲み分けられているので、どちらを重視するかで決めるのをオススメします!
【結論】T-FIGHT 300Sは「パワーを高めつつ、ラケットとの一体感を求める人」向けのテニスラケットである
T-FIGHT 300Sは、「面の安定性」と「打ちごたえのある打感」が合わさることで、自分とラケットが一体になったような感覚が得られます。
パワーがありすぎない絶妙なスペックになっているので、スピードやコントロールの調整がしやすいのが一番の特徴。
自分から打つべき場面と少し助けてほしい場面のどちらでも過度でないアシストをしてくれたのが印象的でした。



サーブを中心に、ショットを組み立てていくプレースタイルとよりマッチしそうです。
- 小さいフェイスサイズが好みで、ちょっとパワーを補っていきたい人
- ダブルスのプレーが中心で、意図的な浅いボールも使って攻めていきたい人
におすすめします!