TOUR 100 O3(2026)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:結構スピン寄りのフラットドライブ
5段階評価
TOUR100で感じた直線的な飛びとは違って、フラットドライブながらスピンのアシストを強く感じました!
フォア・バックともに、厚めに当てても自然とスピンがかかってくれる感じあって、なおかつ打感も柔らかめです。
そのため、高さのあるボールに打ちやすく、慣れれば安定してコートに収めやすいなーと。



正直なところ「O3かどうかで結構変化するんだな」と驚きました!
ネットプレー:フェイスに載ってる感が◎
5段階評価
ネットプレーは、ボールをしっかり捉えたときほど、ラケットフェイスに載ってる感じがあります。
自分から少しスイングしたときは、鋭いボレーを打ちやすいです!
ただ、当てるだけだとちょっと浮いてオーバーしてしまうので、そこだけむずかしく感じました。



個人的に苦手なのであまりやらないのですが、スピンをかけて滑らすようなボレーを打つ人と相性がいいと思います!
サーブリターン:スピンがよくかかる
5段階評価
サーブは、シンプルに打ちやすいの一言。スピードはそこそこに、スピンがかけやすいのでバウンド後の変化量が大きいです!
おもいっきり打ち込むよりも、スライスサーブ・スピンサーブで攻めたい人にとっては、かなりの助っ人になってくれると思います!
リターンは、しっかり構えて打ちたくなる印象。とくに速いサーブに対しては、勢いを吸収して打ち返せる感覚がありました。



とりあえずスイングしてれば返せるというほどではありませんが、打感の柔らかさとともにパワーも感じられる性能なのが魅力です。
TOUR 100 O3(2026)の頼もしいところ


自然とスピンがかかってくれる安心感
通常のTOUR100を含め、ほかのボックス系ラケットと比べて、とくに意識して打たなくても弾道が高めになります。
そのおかげもあってか、いつもよりストロークの長短のコントロールがしやすいなーと!



フラットドライブ系の自分でも、ショートクロスを狙ったり足元に沈めたりと、いつもなら打たないようなショットが打ちたくなりました!
心地よいたわみ感がある
ラケットにはしっかりとした剛性を感じるものの、ストリングはいつもより柔らかく感じました。
このたわみ感によって一番変化があったのがスライスショット。ラケットが一瞬ボールを持ってくれるので、厚く当ててもスピンがかけやすいです。



とくに、滞空時間の長い伸びるようなスライスが打ちやすかったです!
TOUR 100 O3(2026)に求めちゃいけないところ


あまり振り抜かないなら「通常のTOUR100」のほうがフィットする
パワーがあるほうのボックス系ラケットなので、その分スピンをかけるのに向いているなと。
逆に、スピンを重視しないのであれば、もう少し弾いてくれるTOUR100のほうが「リターン」だったり「ファーストボレー」だったり、使いやすい場面が多いかなと感じました!



TOUR100ほど飛んでほしくないという人であれば、あえて「O3」をチョイスするのはありだと思います!


【結論】TOUR 100 O3(2026)は「自分のスイングに細かく呼応してくれる」テニスラケットである


今回のTOUR 100 O3を打ってみて、「力強さ」とともに振り抜いたときのコントロール性能の高さを感じました。
いい意味で、自分の打ち方を繊細に感じ取ってくれつつ、ショットのパワーを上乗せしてくれるのが一番の魅力ではないかと!
これまで打ってきた中でいうと、CX400TOURに近い性能かと考えますが、O3のほうが球持ちが良く、よりスピンがかかる印象です。



スピンボールをしっかりコントロールして、安定感を武器に戦っていくのにおすすめの一本です!
- どんな場面もビビらず振っていきたい人
- サーブリターンからコートを広く使って勝負したい人
におすすめします!