TOUR 98(2026)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)

【プレースタイル】と【評価基準】
- ■プレースタイル
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【ストローク】
コンチネンタルのフォアハンド
両手バックハンド(片手スライス多用)【ネットプレー】
ネットに出る頻度高め
フラットに当てて返す【サービス】
スライスとスピンがメイン
フラットはあまり打ちませんストロークよりも「ネットプレー」と「サーブ」を重視しているプレーヤーです
- ■評価基準
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【ストローク】
パワーよりも「安定感」
ミスせず打ち続けられる【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの「深さ調整」がしやすい【サーブリターン】
十分なスピン性能がある
自信を持って「セカンドサーブ」を打てる
ブロックリターンしやすい
(スイングしなくても打ち負けにくい)上記のポイントを踏まえて評価をつけています!
ストローク:前作よりも飛びがいい
5段階評価
まず最初に感じたのが、ボールの飛びの良さ。結構まっすぐ飛んでくれる感じです!
スピンが自然とかかる感じはなく、かけようと思えばかかるけど、フラットドライブのほうが相性良さそうかなと。
一方で、スライスはかけやすく感じました!薄く当てるよりも厚く当てると気持ちいいです。



滞空時間が長い守るスライスではなく、スピードのある攻めるスライスのほうが向いています!
ネットプレー:スピードコントロールが自在
5段階評価
ボレーは当てるだけになっても、そこそこ飛んでくれるのが一番印象的でした!
しんどいときでも助けてくれますし、98インチのラケットにしてはパワーがあるなと感じます。
また、多少スイングして打てばスピードも出るので、決めるときも安心感があります!



それでいて打感も硬くないので、かなりネットプレーがしやすかったです!
サーブリターン:スピードを保ったままコースが狙える
5段階評価
サーブはストロークと似ていて、スピードが出しやすく、スピンは打ち方次第といった感想です。
そこまでがんばらなくてもスピードがでてくれるので、コースを狙うことに集中できます!
スライスやスピンはしっかりかけにいく必要がありますが、スピンを重視してもそこまでスピードが落ちなかったのが助かりました!



リターンは、ボールの飛びもあってか、後ろに下がっていても返球しやすく、前で捉えても暴発しにくいのがよかったです!
TOUR 98(2026)の頼もしいところ


柔らかさと飛びの両立
基本的には、ボックス形状らしい打ちごこち。そこに素材的な「しっかり感」が加わって、柔らかくも弾く打感になっています。
そのため、ストロークでもボレーでもギュッと掴みつつ、小気味よくボールが飛んでくれました!



力強いとまでは言いませんが、それなりにアシストもある感じです。
ネットプレーでのコントロール性能
上記と少し被ってしまいますが、柔らかさと飛びのどちらにも寄っていないので、ボレーが飛びすぎません!
ボールが当たったときに適度に負けてくれると言いますか、少し吸収される感じがあります。



スピードがそこそこ保ちつつも、しっかりとコントロールできました!
TOUR 98(2026)に求めちゃいけないところ


とくになし!(X98TOURとの比較)
どのショットにおいても、これといった不満はありません!同シリーズのTOUR100と比べると飛びは控えめですが、「98がパワー不足なんじゃなくて、TOUR100が楽に使えるように仕上がっている」というのが個人的な感想です。
最近の98インチラケットに限って比較するなら、トップ3に入るパワーじゃないかと!
TOUR98よりも明確にパワーがあると感じる98インチは「ラジカルMP」と「X98TOUR」ですかね。
X98TOURはTOUR98と打感が似ていて、もう少し押し込めるので打ち負けにくい感じ。



なので、もう少しパワーが必要な人は、X98TOURがオススメです!


【結論】TOUR 98(2026)は「ネットプレーをなによりも重視するプレーヤーが使うべき」テニスラケットである


今作のTOUR98は、ボレーの打感と飛びのバランスがすばらしく、ストロークやサーブでもパワー不足を感じない万能なラケットという印象です。
ボレーヤーあるあるの「ボレーの打ちごたえを主軸にラケットを選ぶと、ストロークがちょいしんどい」感じがなく、ボレー好きの自分としては、かなり快適にプレーできる一本でした!



前作の98は少しパワーが足りなくてTOUR100を選んじゃった人は、今回は間違いなくこっちを選んでいいと思います!
- コース重視の脱力系サーブ&ボレーヤー
- ストロークの飛びとボレーでの抑えのどちらも欲しい人
におすすめします!