BX305/BX300をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:掴みながらもクリアな打感!
5段階評価
特筆すべきは打感の良さ。手に伝わる感触がとてもクリアです。
VX305と比べると、シャフトが細くてスマートになっているのが影響しているのかも。
かんたんなラケットではないので、威力があるボールが打てるとはいいませんが、これ以上ないくらい好きな打感なのでそれでもOK。
BX300はフレームがしっかりしている感じがあり、もう少し飛ぶようになりますが、少し硬さを感じます。
ネットプレー:ボレー向きではないが、打ちにくさは感じない!
5段階評価
BX305はザ・ボックスな感触。
長短のコントロールはしやすいものの、フォロースルーを大きくする必要があります。
BX300はストロークで感じたことが、ボレーでもそのまま感じました。
速い展開が多いダブルスなら、300のほうが活躍するかも。
サーブリターン:スピードには期待せず、コースで勝負!
5段階評価
BX305でのサーブは、正直むずかしい部類に入ります。
僕の技術やパワーでは、力みがちになってしまいました(試打したのが冬だったので、暖かくなれば印象も変わるかもしれません)。
なので、スピードに頼らずにコントロールで勝負することになりそうです。
BX300は、思ってたよりは飛ぶかなといった感じで、スカッとした感触ではないかなーと。
ただスピンがかかりやすいので、回転系サーブが打ちやすかったです。
BX305/BX300の頼もしいところ
クリアな打感
さきほども言いましたが、BXシリーズ一番の魅力は打感だと感じています。
芯があるのに硬くなく、手に伝わる感触はクリア。
「今どんなボールを打ったのか、正確に伝えてくれる」感じです
球持ち感
ボックス形状でよく言われる「ガットに1回くっついてからボールが飛んでいく」感覚が強く味わえます。
今どんなラケットを使っているかで好き嫌いが分かれそうな部分ではありますが。
ただ、この記事を見に来ている人は、「ボックス形状が好き」もしくは「ボックス形状に興味がある」人だと思うので、ぜひ一度打ってみてほしいです。
BX305/BX300に求めちゃいけないところ
当てただけでは飛んでいかない(特にサーブ)
これは、スペック的にも感覚的にも感じます。
しっかり構えて打つことのないディフェンス場面や、自分で一から力を加えるサーブは、なかなか難しい。
ラケットに負けない技術を身につけるか、飛ぶガットで調整するのがいいと思います。
【結論】BX305/BX300は「快適な打感と道具選びにこだわる」プレーヤーにぴったりのテニスラケットである
BXシリーズは、打感とコントロールに優れたラケットです。このクリアな打感をベースに、飛びやスピンを意識したガットを選べば、もうちょっと楽できるラケットになるかも。
もし自分が使うとしたら、BX300にグリッチューブをつけてヘッドライトにして、柔らかめのガットを張ります。
それか、BX305に、ゴーセン「AK PRO」やルキシロン「アルパワー」など、よく飛ぶガットを張るかなーと。
かなり迷いますが、やっぱり打感を重視したいので、BX305にしちゃう気もします!笑
扱うのが少しむずかしいのも含めて、ラケットの個性が際立っているのはBX300よりもBX305なんです。