この記事は、ブリヂストン「VX305」の魅力を語り尽くす内容となっています。
今までいろんなラケットを打ってきましたが、ここまで約4年間ラケットを変更しなかったのは初めての経験。
際立った性能はないんですが、打ちにくいショットもないオールラウンダーさが特徴です。
僕の中では、あらゆるラケットのスタンダード(基準)として「究極のノーマル」なラケットと考えています。
ショットごとに魅力をお伝えしていきますね。
VX305で約4年プレーしてきた感想(インプレ)
重くもなく、薄くもなく、目が細かいわけでもなく、ちょうど真ん中くらいなのがポイントですね。
[ac-box01 title=”【参考】普段のプレースタイル”]
コンチネンタルのフォアハンド+両手バックハンド(どちらもスピンは少なめ)
ただただ好き
スライスとスピンがメイン。フラットはあまり打ちません。
「ストロークと比べて、ネットプレー・サーブのほうがマシ」という、自称“ネガティブ”サーブ&ボレーヤーです。
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ちなみに、ストリングは「ポリツアープロ 1.25」を40-45ポンドの間で張っています。
ストローク
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
一般的なラウンド形状や黄金スペック系のラケットと比較すると、飛びません。
が、スイングスピードそのままに飛んでくれるのがポイント。
- ボールスピードが出る!
- スピンがすごいかかる!
など、際立った性能はないものの、
どのショットも、自分の意図したとおりに打てます。
ネットプレー
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
ボレーも当てた分だけ飛んでいくので、長短の調整しやすさが◎。
運ぶようなボレーでも、叩くボレーでも大丈夫です。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] コントロール重視のボレーをする人は、この打感が好きになると思います! [/chat]
サーブ&リターン
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
サーブは、そこそこスピードが出ますね。
なにより、コントロール性能が抜群。
回転系サーブも、スイングすればしただけ素直にスピンがかかってくれるので、スピンサーブもしっかり打てますよ!
リターンも飛びすぎないゆえに、バックハンドでブロックするように打つリターンが安定します。
VX305のすごいところ2つ
なんでも思ったとおりにできる(なる)
上のほうで「際立った性能がない」と書きましたが、逆に「打ちにくい」って感じるショットもないのが特徴です。
自分の実力がそのまま出るので、思ったとおりにしかならない。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] いい意味で、オールラウンダーなラケット。 [/chat]
つかみと弾きの越妙なバランス
ストロークを基準に球持ちの感触でラケットを選ぶと、サーブが飛ばなかったり、打ちにくかったりしますよね。
このVX305は、わずかながら弾く感覚があります。
わずかな弾き感が、サーブの飛びを支えてくれ、コントロールのしやすさにつながっているのかなと。
この感覚は、ほかのボックス形状のラケットを使うたびに実感。
僕がなかなか違うラケットに移行できない理由でもあります。
VX305に求めちゃいけないこと2つ
大きなアシストに期待しない
もちろん、もっと飛ばない(アシストがない)ラケットもありますよね。
なので、アシストがないとまではいいませんが、自分の苦手をごまかしてはくれません。
僕のしょぼしょぼフォアハンドもそのまま表現されます。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] でも、がんばらなきゃなという気持ちにさせてくれるので、しっかり向き合えるんですよね。 [/chat]
打球時のぶれる感じ
「わずかな弾き感がある」からなのか、ラケットがぶれる感覚があります。
ラケット自体の硬さでもなく、肘の痛みにつながる感触とも違って、全体的に「びよよーん」と震える感じ。
そのままでもいいんですが、振動止めをつけると解消されるので、あったほうが気持ちよく打てると思います。
【結論】VX305は「ただ単純に、ありのままの実力でテニスがしたい」プレーヤーが使うべきラケットである
飛ばないからと力むこともなく、飛びすぎるからとスイングが小さくなることもない。
実力相応のパワーとコントロールを求める人にぴったりなラケットです。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] ほかのラケットで例えるなら、プレステージとラジカルの中間になるかと。 [/chat]
というのも、僕が「プレステージの球持ち」と「ラジカルの飛び」の中間を求めて辿り着いたラケットだからです。
新しいラケットではないので、新品の在庫が残りわずかですが、いろんなラケットの評価軸として一本持っておくのも悪くないかも。
感想・評価をまとめます
今は、ラケットの製法や使われる素材も増え、高性能なラケットがたくさんありますね。
そういった目線から見ると、VX305は一昔前のラケットになるかも。
でも自分の実力を考えたとき、そのまま表現してくれるラケットって貴重な存在じゃないでしょうか?
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 「ああ、これが苦手なんだよな」ってわかるからこそ、改善していくモチベーションにもなりますし。 [/chat]
僕の場合はVX305がスタンダードでしたが、みなさんも新しい性能だけに目を奪われず、自分の中心となるラケットとして選んでみるのも面白いかもしれませんね。
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