2019年7月に、新シリーズとして発売になったヘッドの「グラビティ」。
フェイスの形が「雫(しずく)」のような形になっていて、スイートスポットが従来よりも少し上に移動しているのが特徴です。
ネクストジェネレーションの中でも活躍の目立つ「アレクサンダー・ズベレフ」の使用ラケットとして、気になっている人も多いのではないでしょうか?
個人的にデザインがすごく好きで、あとは性能さえ良ければうれしいなと。
購入する前に、しっかりと試打してみたので、感想をお伝えしていきます!
グラビティMPでプレーしてみた率直な感想(インプレ)
[ac-box01 title=”【参考】普段のラケットとプレースタイル”]
[box05 title=”普段のラケット”]
ブリヂストン「VX305」+ヨネックス「ポリツアープロ」
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ブリヂストン VX305を使い続けてきた感想・インプレ【#究極のノーマル】
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コンチネンタルのフォアハンド+両手バックハンド(どちらもスピンは少なめ)
ただただ好き
スライスとスピンがメイン。フラットはあまり打ちません。
「ストロークと比べて、ネットプレー・サーブのほうがマシ」という、自称“ネガティブ”サーブ&ボレーヤーです。
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ストローク
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
かんたんに飛んでくれるラケットではないなというのが第一印象。
といっても、今販売しているラケットの中では平均的なパワーだと思います。
スピンのかかりは結構よくて、高めの弾道で飛んでいきます。
個人的には、その場で打つよりも、ディフェンスなどで走りながら打つときのほうがいいボールが飛んでいる気がしました(先端気味に当たるせい?)
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 一緒に試打した友人も言っていたんですが、フェイスのどこでボールを捉えたかによって、ラケットの印象が変わります。 [/chat]
ネットプレー
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ダブルスのボレストなど、ひたすらボレーをするときは、飛びや感覚が安定しています。
一方で、シングルスで前に出ていって叩く場面は、ちょっと難しかったです。
威力不足になりやすいと言うか、詰めが甘くなって逆襲されることがありました。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] なので、取り回しのよさを生かして、タッチ系のボレーをするほうが向いているのかなと。 [/chat]
サーブ&リターン
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
サーブのような縦に振るときに、このラケットの良さが活かされる気がします!
軽めに振っても速度が出るし、スピンもかけやすい。
自然とボールが伸びてくれるので、優位な状況が作りやすかったです。
リターンでは、ストロークと同じく、逃げていくボール・跳ねてくるボールなど、一般的には取りづらいボールに対応しやすく感じました。
グラビティMPのすごいところ2つ
しっかり当たってるときのストロークの安定感
コントロール寄りのラケットですが、同じくヘッドの「プレステージ」と比べると、ボールの飛びはいいですね。
ラケット側が意図しているような先端気味でボールを捉えたときには、もっとパワーが出ますし、スピンもかかる気がします。
[chat face=”tenikoala_smile1.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] しっかり捉えられる技術があれば、ラケットスペック以上のパワーを持つラケットに化けそう。 [/chat]
スペックよりもパワーを感じるサーブの威力
個人的には、サーブの打ちやすさが魅力的。
「100インチでフレームが薄めのラケット」という括りの中では、1,2を争うくらいサーブ性能が高いと感じました。
ボールの飛び、スピン性能、コントロール、いずれも高い水準でまとまっています。
グラビティMPに求めちゃいけない部分
いろんなプレーをミックスしたときに慣れにくい
このラケットの真価を発揮するのに必要なのは、いつもより先端気味でボール捉えること。
その「いつもより先端気味」を意識するとき、ストロークだけ、ボレーだけ、と同じショットを打ち続けられるなら、だんだん安定してきます。
ただ、試合などいろんなことがランダムで、状況に応じたショットを打つ場面では、慣れるまでに時間がかかる。
僕の実力だと、打つことはできるけど、続けるのは難しいなーと。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 打ちにくいボールが打ちやすく感じるのも、たまたま先端気味で捉えてしまっている僕のストローク技術の問題ですね [/chat]
【結論】グラビティMPは「攻めと守りのメリハリをつけたい」なプレーヤーが使うべきラケットである
上記でも触れましたが、基本的にはコントロール向きのラケットです。
ただ、しっかり捉えられたときのパワーが魅力だなと感じました。
一球ごとに意図を持たせて、攻める・守るを使い分けられる(使い分けたい)ストローカーに合うんじゃないでしょうか(サーブはかなり攻めれます)。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] ぼくはぼやっとストロークしちゃう人間なので、慣れるのに時間がかかりそう [/chat]
一般的なラケットと少し印象が違うので、このラケットと決めたら、しばらくの間は他のラケットに浮気せず、じっくり使っていくべき1本。
長年付き合えるラケットをお探しの人は、いかがでしょうか?