プレステージMP L(2021)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:しっかりボールを捉える感覚が◎
5段階評価
ストロークは、そこまでスピンはかからず、まっすぐとびます!
ボールを掴むような打感があって、弾く感覚はほぼ皆無。
スライスはかなりいい感じに乗ってくれ、回転量の多いショットが打てました
ネットプレー:自分から振っていくと調整しやすい
5段階評価
ボレーは、当てるだけでは飛ばないので、少しスイングするようにしました。
ちょっとサボると短くなってしまいますが、コートに入るって意味では安心感がありますね。
サーブからのファーストボレーで使いこなすには難易度高め。前に出て決めるだけなら問題なかったです!
サーブリターン:パワーが必要!
5段階評価
サーブはちょっときつかったです。打感はいいのですがスピードは出しにくい。
浅めのスライスサーブを打って、リターンに引っかけさせるのがよさそう(僕はできないけど)。
リターンもボレーと同じくコントロール重視!
自分からしっかりスイングする必要がありました
プレステージMP L(2021)の頼もしいところ
「やっぱこれだわ」と言いたくなる打感
ここ数年のプレステージは、パワーがある分やや乾いた打球感でしたが、今回は低めの音でボールキャッチするような感覚が印象的。
新しく搭載された「Auxetic構造」が、よりプレステージらしい打感を引き出しているように感じました!
かんたんなラケットじゃないけど、打つ楽しさ・気持ちよさは格別です
すっ飛んでいっちゃう感覚がなくなった
ラジカルMPでも感じたのですが、グラフィンによる固さがなくなりました。
それと同時に飛び過ぎちゃうこともなくなっています。
そのラケットの個性がしっかり設定されていると言いますか、ボールの飛びと打感が一致しているプレステージが戻ってきたなと
プレステージMP L(2021)に求めちゃいけないところ
試合で使うには基礎体力が試される
プレステージは元来かんたんなラケットではないので、一番やさしい「MP L」を選んだのですが、正直しんどかったです!
4ゲームに1回しかサーブが来ないダブルスならいけますが、シングルスはサーブで労力を使いすぎて、僕のレベルでは中盤から失速しちゃいました。
ガットを調整すれば使えるかなぁっていう、ギリギリのライン。
試合球がフォートなら、ポリではなくナイロンを張っちゃうと思います
【結論】プレステージMP Lは「ググッと持つ打感で、ボールをコントロールできる」テニスラケットである
現行のプレステージシリーズの中ではパワーがある部類ですが、やっぱりハード。
なので、もしパワーのあるプレステージをお探しの人は、ひとつふたつ前のモデルを選んだほうが無難です。
「グラフィン」素材によってプレステージシリーズも飛ぶようになったと思っていましたが、今回は硬派な仕上がりです!
従来の”威信”あるモデルに回帰していると感じました!
- フルスイングした時の打感を重視する人
- 短いボールを駆使して、コートを広く使いたい人
におすすめします!