ファントムグラファイトをゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:やっぱりかんたんなラケットじゃない!
5段階評価
え?グラファイトってこんなに飛ばないの?スペック的に飛ぶラケットではないと思っていましたが、予想以上にハードです。
体感的には、100インチは、ほかのラケットでいう90インチ107インチは、ほかのラケットでいう97インチくらいのパワーレベルだと感じました。
「いうて100インチでしょ?黄金スペックのラケットと同じフェイスサイズで、フレーム厚がちょっと薄くなっただけじゃん。」「107はフェイスサイズ大きすぎ。自分が使うとしたら100一択。」とか考えていたので、試打してよかったです。
グラファイト100:一昔前のプロスタッフみたい、グラファイト107:vcorepro97と同じくらいの飛びに似ているかなーと。
ネットプレー:フェイスの大きさがいい感じ!
5段階評価
ボレーは、本当に素直に飛んでいきます。
当てるだけじゃ飛んでいかないので、フォロースルーで助けてあげる必要があるかなと。
ボレー好きとしては、距離の調整がしやすいので、この感覚はお気に入りです。
グラファイト107は、玄人ボレーヤーの方に合いそうな気がします
サーブリターン:スピンはかかりやすい!
5段階評価
もともとフラットサーブはあまり打たないですが、僕のパワーではエースや優位性を取りにいけないですね。
ストロークでも言いましたがスピンはかかりやすいので、スライスサーブが向いていると感じました!
特にグラファイト100は、ワイドに浅めに打つスライスサーブと相性良さそう。
グラファイト107はスピンサーブがコントロールしやすかったので、パワーがある人にオススメします。
ファントムグラファイトの頼もしいところ
まるで第三の手のようなラケットの安定感
グラファイトといえば、やっぱり「クロスバー」ですよね。のねじれを抑制する働きが、とてもクリアな打感につながっているのでしょうか。
不快な振動もなく、振動止めは付ける派の僕でも必要なかったです。しなってる感と弾いてる感のバランスがよく、ボールが安定します。
両手バックハンドから、シングルバックハンドに転向した友人が「両手くらいの安定感がある」と言っていたのが印象的でした。
正確なコントロール性能
きれいに当てないと飛んでいかないのは置いておき、当たったときはパワーも出るしスピンもかかります。
相手側からしっかりしたボールが返ってくるのなら、パワーをそのまま利用できるのも◎。
ストローカーの人は、組み立てがしやすそうですね!
ファントムグラファイトに求めちゃいけないところ
スピードに頼るストローク勝負エースを取りに行くフラットサーブ
1試合を通して、しっかりスイングすることや、正確に捉えられる技術など、質の高いボールを打ち続けるには相当なパワー・経験が必要になるはず。
それよりも、高いコントロール性能やボールの長短で工夫したいなと思いました。
¥エースを取りに行くフラットサーブ
もし取れるだけのパワーがあるとしても、それならもっとサーブに合うラケットがありますよね。
なので、スピード差のあるサーブを積極的に使っていくべきだと思います。
スピンサーブもいいですが、まずはスライスサーブで相手をコート外へと追い出すアドバンテージを握りたいなーと。
【結論】ファントムグラファイトは「コントロールを軸に、相手を追い込んでいく」プレーヤーが使うべきテニスラケットである
初めてグラファイトシリーズを打ちましたが、今どきのラケットにない硬派なラケットでした!
個人的には、グラファイト100は試合で使うラケットじゃなくて、気持ちよさを求めるラケットかな~。
一方でグラファイト107は、ダブルスがメインだったら積極的に使いたいです!
フェイスサイズの大きさを活かしたボレーや、回転系のサーブなど、手堅くポイントを取りにいける気がします!
「ボールが飛ばない!」という第一印象から、だんだんコントロール性能や安定感の高さが体感できました
飛ばしやすくなくても、ボールの軌道・打感が安定しやすいラケットです!