T-FiGHT RS 300をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:あっさり+スコーンとした打感
5段階評価
スピンのかかりやすさは良好。そこまで意識しなくても自然とスピンがかかりました。
また、すごい飛ぶわけじゃないものの、あっさり飛んでいく感覚があります。
コントロール性が目立つラケットですが、この「あっさり感」にポテンシャルが秘められていて、ガットの選択次第ではスピードボールが打てそうです!
ネットプレー:思ってるよりは威力が出しやすい
5段階評価
ボレーに関しては、意外としやすいなというのが率直な感覚。
スペックからして、当てるだけで返せるタイプのラケットではないですが、しっかり支えていれば相手の勢いには負けなかったです!
ストロークの感覚から考えると、もう少し威力が出にくいかと思ってたから意外でした。
サーブリターン:スピンもスピードもコントロールしやすい!
5段階評価
フラットサーブは、スピード・コントロールのバランスがGood!気持ちよく飛んでいきます!
ただし、ちょっとだけ固さを感じることも(普段からボックス形状に親しんでいる人だけかもしれませんが)。
スライスサーブやスピンサーブは、かんたんにスピンがかかるような助っ人感はないですが、自分の打ち方次第ではどうとでもなる感じです。
リターンは、特に言うことなし!素直!
ストロークと同じく、それなりに飛びつつも、飛び過ぎは抑えてくれます。
T-FiGHT RS 300の頼もしいところ
しっかりした打感と薄味な飛び
ボールが当たったときの手に残る感覚がしっかりめ。
それでいて飛びすぎないので、自分の打ったボールの良し悪しがすぐわかります!
使っていて楽なラケットではありませんが、上達を目指す人にとって使いがいのあるテニスラケットに仕上がっているかと。
長短のコントロールがしやすい
ボールが飛びすぎないので、自分のパワーで調整がしやすいです。
僕はパワフルなタイプでなく、ボレーのためにストロークをしている感じなので、攻めるよりミスしないことが優先。
なので、相手を押し込めるようなボールよりも、長短を使って相手に気持ちよく打たせないボールが打ちやすいのが助かりました!
T-FiGHT RS 300に求めちゃいけないところ
プレーもガットの選択も、自分で試行錯誤する必要がある
どのラケットもそうじゃんと言ってしまえば、そのとおりなんですが、このRS300では、特にその傾向が強いです。
選択したガットによっては、けっこうパワーのあるラケットにもなりそうですし、柔らかいガットを張れば、タッチ感のあるプレーもできそう。
今回であれば、ポリツアープロらしい「それなりのパワーとそれなりの柔らかさ」が全面に出たインプレでした。
なので、RS300の場合は、ガットによってラケットの長所を伸ばしたり、短所を補うのではなく、ガット自体の性能が活かされやすいのではないかと。
【結論】T-FiGHT RS 300は「プレーやガットを試行錯誤するのが好きな」プレーヤーが使うべき」テニスラケットである
今回のT-FIGHT RS 300は、そこそこの飛び・スピン性能を持ちつつ、過度な特徴を取っ払ったラケットだと感じます。
どんなプレースタイルにも合う一方で、自分のしたいプレーが明確になっていないと、中途半端な性能だと感じる人もいるでしょう。
でも、これからのテニスを変えてみたい人に役立つ「ニューノーマル」さを持っていると思います。
使用する人や選ぶガットによって様変わりする(できる)普遍性は、今使っているVX305と似ていて、個人的に好きなラケットです。
- さらなる上達に向け、これからのプレースタイルをしっかり考えていきたい人
- そこまでラケットに頼らず、自分自身の技術を磨いていきたい人
におすすめします!