ここ数年で著しい成長をみせるダニール・メドベージェフが使用するテニスラケット「テクニファイバー T-FIGHT」シリーズは、ボックス形状とラウンド形状を融合したモデル。
どちらかというと、ガットのほうが認知されているテクニファイバーですが、今回のRS300でテニスラケットも人気が出ると思われます!
というのも、RS300は使う人によってさまざまな顔を見せ、プレーヤーを縁の下で支えるラケットに仕上がっているから。
かんたんなラケットではありませんが、自分の技術を見つめ直したい人に使ってほしい1本です!
T-FIGHT RS 300でプレーしてみた率直な感想(インプレ)
[ac-box01 title=”【参考】普段のラケットとプレースタイル”]
[box05 title=”普段のラケット”]
ブリヂストン「VX305」+ヨネックス「ポリツアープロ」
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↓VX305を詳しく見るならこちらからどうぞ!
ブリヂストン VX305を使い続けてきた感想・インプレ【#究極のノーマル】
[box05 title=”プレースタイル”]
コンチネンタルのフォアハンド+両手バックハンド(どちらもスピンは少なめ)
ただただ好き
スライスとスピンがメイン。フラットはあまり打ちません。
「ストロークと比べて、ネットプレー・サーブのほうがマシ」という、自称“ネガティブ”サーブ&ボレーヤーです。
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T-FIGHT RS 300のストローク
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
スピンのかかりやすさは良好。そこまで意識しなくても自然とスピンがかかりました。
また、すごい飛ぶわけじゃないものの、あっさり飛んでいく感覚があります。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] コントロール性が目立つラケットですが、この「あっさり感」にポテンシャルが秘められていて、ガットの選択次第ではスピードボールが打てそうです! [/chat]
T-FIGHT RS 300のネットプレー
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ボレーに関しては、意外としやすいなというのが率直な感覚。
スペックからして、当てるだけで返せるタイプのラケットではないですが、しっかり支えていれば相手の勢いには負けなかったです!
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] ストロークの感覚から考えると、もう少し威力が出にくいかと思ってたから意外でした。 [/chat]
T-FIGHT RS 300のサーブ&リターン
5段階評価:[jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″][jin_icon_like color=”#942193″]
フラットサーブは、スピード・コントロールのバランスがGood!気持ちよく飛んでいきます!
ただし、ちょっとだけ固さを感じることも(普段からボックス形状に親しんでいる人だけかもしれませんが)。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] スライスサーブやスピンサーブは、かんたんにスピンがかかるような助っ人感はないですが、自分の打ち方次第ではどうとでもなる感じです。 [/chat]
リターンは、特に言うことなし!素直!
ストロークと同じく、それなりに飛んでくれるので、飛び過ぎは抑えてくれます。
T-FIGHT RS 300のすごいところ2つ
しっかりした打感と薄味な飛び
ボールが当たったときの手に残る感覚がしっかりめ。
それでいて飛びすぎないので、自分の打ったボールの良し悪しがすぐわかります!
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 使っていて楽なラケットではありませんが、上達を目指す人にとって使いがいのあるテニスラケットに仕上がっているかと。 [/chat]
長短のコントロールがしやすい
ボールが飛びすぎないので、自分のパワーで調整がしやすいです。
僕はパワフルなタイプでなく、ボレーのためにストロークをしている感じなので、攻めるよりミスしないことが優先。
[chat face=”tenikoala_smile1.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] なので、相手を押し込めるようなボールよりも、長短を使って相手に気持ちよく打たせないボールが打ちやすいのが助かりました! [/chat]
T-FIGHT RS 300に求めちゃいけない部分
プレーもガットの選択も、自分で試行錯誤する必要がある
どのラケットもそうじゃんと言ってしまえば、そのとおりなんですが、このRS300では、特にその傾向が強いです。
選択したガットによっては、けっこうパワーのあるラケットにもなりそうですし、柔らかいガットを張れば、タッチ感のあるプレーもできそう。
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] なので、RS300の場合は、ガットによってラケットの長所を伸ばしたり、短所を補うのではなく、ガット自体の性能が活かされやすいのではないかと。 [/chat]
今回であれば、ポリツアープロらしい「それなりのパワーとそれなりの柔らかさ」が全面に出たインプレでした。
【結論】T-FIGHT RS 300は「プレーやガットを試行錯誤するのが好きな」プレーヤーが使うべきラケットである
今回のT-FIGHT RS 300は、そこそこの飛び・スピン性能を持ちつつ、過度な特徴を取っ払ったラケットだと感じます。
どんなプレースタイルにも合う一方で、自分のしたいプレーが明確になっていないと、中途半端な性能だと感じる人もいるでしょう。
でも、これからのテニスを変えてみたい人に役立つ「ニューノーマル」さを持っていると思います。
使用する人や選ぶガットによって様変わりする(できる)普遍性は、今使っているVX305と似ていて、個人的にすごく好きなラケットです。
- さらなる上達に向け、これからのプレースタイルをしっかり考えていきたい人
- そこまでラケットに頼らず、自分自身の技術を磨いていきたい人
はいかがでしょうか?
[chat face=”tenikoala_11.png” align=”right” border=”gray” bg=”none”] もともと硬派なイメージのあるテクニファイバーの中で、これほど扱いやすいラケットに変化したのは初めてでは? [/chat]
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