TOUR95(2020)をゲーム形式でプレーした感想(インプレ)
ストローク:95インチらしからぬパワー
5段階評価
わずかに弾く感じと、ボールをしっかり掴む感じのバランスが◎。
ボールを飛ばすパワーもそこそこあり、スピンも意外とかかりました!
ストロークに関しては、「あれ?95インチだよね?」となるくらい普通に打てます。
パワーはプロスタッフ97とそこまで変わらないくらいと感じたので、ボックス形状に慣れている人なら使いこなせるレベルだと思います
ネットプレー:シビアなタイミングが問われる
5段階評価
しっかり当てれたときのボールの伸びが素晴らしい!
ただし、大きくはないフェイスサイズなので調整力が求められました。
この「ごまかしが効かない」のは95インチらしい感覚ですが、バランスポイントが310mmなのもあって、取り回しはかなりいいです!
ラケット重量もあるので、相手のボールに負けにくいのもポイントです
サーブリターン:フラットサーブが打ちやすい!
5段階評価
正直思ってたよりもフラットサーブのスピードが出たので、びっくりしました。
スライスやスピンもかけにくくはなく、サーブが得意の人と相性が良さそう。
リターンは、まずまず。早いタイミングだと難しくて、後ろに下がって構えてから打ちたくなりました。笑
サーブは自分のタイミングで打てるので、フェイスサイズが小さめでも安定しますね!
TOUR95(2020)の頼もしいところ
95インチとは思えないパワーと打感
今どきのラケットはハイパワー化しているので、それらと比較したら多少見劣りはします。
ただ、何も知らない状態で「98インチです」って渡されても、疑わずに使えるレベルだと感じました!
95インチの利点である「振り抜きの良さ」はそのままに、ラケット性能(特にパワー)が上がったことで、ミッドサイズとは思えない使いやすさです!
TOUR95(2020)に求めちゃいけないところ
むずかしくもないけど、かんたんなラケットでもない
取り回しの良さがあって、スピンだとか、スライスだとか、ひとつひとつの技術で「これがしにくい」ってことはなかったです。
ただし、「とりあえず当てとけばOK」のようなラケットではないので、1日に何試合もプレーするなど、長い時間になるとちょっとしんどいかも。
一昔前は、このような「難しいけど気持ちいいラケット」が色々ありましたよね(今は、同じくプリンスから出ている「グラファイト」シリーズくらいかな?)
めっきり少なくなってしまいましたが、やっぱりあのときの感覚・打感が好きな人に「まだありますよ」って伝えたいです。
【結論】TOUR95(2020)は「ギュッとつまった打感に現代技術のパワーが載っかった」テニスラケットである
ストロークもサーブも、とにかくスイングしやすくて、厚く当てても腕(肘)が痛くならないのが印象的。
95インチとしては類まれな扱いやすさを誇っていると思います!
95インチこそ本命だけど、95インチだけだと販売数が上がらないから、売れ筋モデルとしてTOUR100も出しておいたんじゃないかって邪推したくなるほど、完成度が高いと感じました。
素材や製造技術が発展する中で、あえて95インチを出してくれるのはうれしいですよね
- 振り抜き重視で、ガンガン振りたいフラット系ストローカーの人
- サーブを中心に、取り回しの良さでプレースメントで勝負していきたい人
におすすめします!