みなさんフェイスサイズにこだわりはありますか?
個人的に「98」と「100」は、たった“2”ながら、振り抜きやすさがけっこう違う気がして、98のほうが好きなんですよね。
今回紹介するTOUR95は、その名の通りフェイスサイズが「95」のモデル。
98と比べて“3”小さいがゆえ、振り抜き・取り回しのよさは抜群でした!
「パワー不足」は感じない、普通に打てちゃうモデルに仕上がっています!
TOUR 95でプレーしてみた率直な感想(インプレ)
▼基準となるラケット
「BRIDGESTONE VX305」

ストローク
ネットプレー
サービス
- 過度な特徴のないノーマルな性能
- パワーもスピンもそれなり
- ボレーやスライスのノリ感がGOOD
▼プレースタイル

▼評価基準
パワーよりも安定感
ミスせず打ち続けられる
【ネットプレー】
掴む感覚がある
ボールの深さ調整がしやすい
【サービス】
十分なスピン性能がある
自信を持ってセカンドを打てる
を重視し「VX305」と比較して評価をつけています!

ストローク
5段階評価
わずかに弾く感じと、ボールをしっかり掴む感じのバランスが◎。
ボールを飛ばすパワーもそこそこあり、スピンも意外とかかりました!
ストロークに関しては、「あれ?95インチだよね?」となるくらい普通に打てます。
ネットプレー
5段階評価
しっかり当てれたときのボールの伸びが素晴らしい!ただし、大きくはないフェイスサイズなので調整力が求められました。
この「ごまかしが効かない」のは95インチらしい感覚ですが、バランスポイントが310mmなのもあって、取り回しはかなりいいです!
サーブ&リターン
5段階評価
正直思ってたよりもスピードが出たので、びっくりしました。スライスやスピンもかけにくくはなく、サーブが得意の人と相性が良さそう。
サーブは自分のタイミングで打てるので、フェイスサイズが小さめでも安定しますね。
リターンは、まずまず。
早いタイミングだと難しくて、後ろに下がって構えてから打ちたくなりました。笑
TOUR 95のすごいところ

95インチとは思えないパワーと打感
もちろん今どきのラケットはハイパワー化しているので、それらと比較したら多少見劣りはします。
ただ、何も知らない状態で「98インチです」って渡されても、疑わずに使えるレベルだと感じました!
95インチの利点である「振り抜きの良さ」はそのままに、ラケット性能がアップ!
TOUR 95に求めちゃいけない部分

難しくもないけど、かんたんなラケットでもない
取り回しの良さがあって、スピンだとか、スライスだとか、ひとつひとつの技術で「これがしにくい」ってことはなかったです。
ただし、「とりあえず当てとけばOK」のようなラケットではないので、1日に何試合もプレーするなど、長い時間になるとちょっとしんどいかも。
今は、同じくプリンスから出ている「グラファイト」シリーズくらいかな?
めっきり少なくなってしまいましたが、やっぱりあのときの感覚・打感が好きな人に「まだありますよ」って伝えたいです。
さらに扱いやすく進化しているので、一度は打たなきゃ損なラケットですよ!
【結論】TOUR95は「ギュッとつまった打感に現代技術のパワーが載っかった」ラケットである
ストロークもサーブも、とにかくスイングしやすくて、厚く当てても腕(肘)が痛くならないのが印象的。95インチとして類まれなレベルです!
95インチこそ本命だけど、95インチだけだと販売数が上がらないから、売れ筋モデルとしてTOUR100も出しておいたんじゃないかって邪推したくなるほど、完成度が高いと感じました。
- 振り抜き重視で、ガンガン振りたいフラット系ストローカーの人
- サーブを中心に、取り回しの良さでプレースメントで勝負していきたい人
にオススメします!